【西伊豆釣り旅 #6 最終回】帰ってきた西伊豆で釣りリベンジ!念願のあの場所は魚がいっぱい!?

ちゃたけです。

数日前、富士山が例年より早い初冠雪をしたという記事を見た。
7合目より上は綺麗に雪化粧されていた。
たった10日程前にすっぴんの富士山見たんだけどな。
やっと本格的に秋に入ったかなぁなんて思ってたけど、富士山の上は冬を先取りしていたか。

標高が100m上がると気温は約0.6℃下がると言われている。
3,776mの頂上では、標高0mの下界と比べたら、ざっくり22℃も低いわけだ。
そりゃ寒い。雪も降るわ。
富士山はやっぱり雪化粧してこそ富士山らしくて美しい。

さて、また一つ歳をとりました。
気がつけば、このブログも公開してからちょうど1年経ったわけだ。
よく続いたな。。。
いきなりドカッと数記事アップしたり、しばらくさぼってたり、更新頻度も内容もバラバラだけど、三日坊主で終わらなくて良かった。
もはや釣り&お料理記事ばっかになってるけど、これからも好き勝手気ままにゆる〜く続けていこう。
思い出したり気が向いたらたま〜に読みに来てくれたら幸いです。

西伊豆釣り旅、#6は五日目の朝から。
六日目の最終日まで一気に書いちゃおう。
最終日は寄り道しながら帰っただけなのでね。

ということで、西伊豆釣り旅 最終回です。

帰ってきた西伊豆で釣りリベンジ!念願のあの場所は魚がいっぱい!?

すっかり西伊豆釣り旅のベースキャンプ地となった、

道の駅 くるら戸田

で朝7時過ぎに起床。

5時に起きるって言ってたじゃん!?

スヌーズ&スヌーズですよ。。。
だって、寝袋が心地良いんだもん。

慌てて寝床を片付けて、車を走行形態に戻して釣り場へ向かう。

釣り場は、TVの釣り番組で見た、ライトショアジギングで青物爆釣していたポイント。
憧れの場所。
この釣り旅で一番釣りたかった場所だ。
数日前、下見に来た時にはうねりで波が荒れ狂っていた。

やっとだよ。
やっと天気が回復した。
台風24号チャーミーのせいでずっとお天気が悪く、車中泊しながら温泉グルメ旅を半ば無理やり続けて時間を稼ぎ、やっとこさチャンスが到来した。

御浜岬 ゴロタ浜

御浜岬

8時釣行開始。
岬の外海側のゴロタ浜へ降りる。
TVで釣ってたのはだいたいこの辺かなと、景色の位置関係を思い出しながらポイントを見定める。

狙いは、
イナダ・ワラサ等の青物。
本カツオ、ソーダガツオ、あわよくばキハダマグロ。
釣り番組で見た限り、初夏の時点ではこれらが実際にここから釣れていた。
カサゴ等の根魚も実績高いらしいし、メジナの良ポイントでもあるらしい。
青物を狙いつつ、根魚も積極的に狙っていこう。

大小様々な、形もバラバラな石がゴロゴロ転がったゴロタ浜。
砂浜や磯に比べても、めちゃくちゃ歩きにくい。
全然進めない。

波があまり被らず、沖に離岸流が出ていそうな突き出たトンガリ部分に足場の良い場所を探して荷物を置いて陣取る。

正面

左(岬根元方向)

右(岬先端方向)

岬先端部分には消波ブロックが置かれている。

着いて早々、海に目をやると、目の前80〜100m先でナブラが沸いている!

ナブラとは?

小魚(ベイト)の群れが、フィッシュイーター(ブリやスズキなど比較的大型の肉食魚)に追い上げられて海面がさざ波打つ現象。
同じ使い方で、ボイルとも言われる。
ナブラは日本語、ボイルは英語。

厳密に言えば、ナブラとボイルはちょっと違うと言う人もいる。
群れで逃げている魚が水面でバシャバシャ出すさざ波がナブラ
追っている側のフィッシュイーターである魚が水面を割って出ている状態をボイル

ナブラには、食いあげられた小魚を狙って鳥山が出来る事が多い。
これらの光景はつまり、そこに大型の魚が確実に居るという証拠。
そして食い気が立っていて活性が高い証拠。
青物なんかを狙う釣り人にとっては一番わかりやすいチャンスの目安になる。

ナブラ撃ちなんて言うが、沸いているそこにルアーや餌を投げ込めば高確率で釣れる、いわばお祭り状態の大チャンス。
遠くて何かわからないが、青物らしき魚が水面からうじゃうじゃと勢いよく飛び出して捕食しまくっていた。
イナダ・ワラサか?カツオ系か?サバかサゴシ(サワラ)もあり得るか?

まじかよ!!!
初めて生で見たぞ。
テンション爆上がり。
届くか届かないか微妙な距離だが、なんせまだ準備が出来ていない。
慌てて準備するも、その間に当然ナブラ終了〜。
きっとまたチャンスはあるはずだ。
そう言い聞かせて気持ちを落ち着かせる。

色々なメタルジグやメタルバイブレーションを試すも、音沙汰なし。
リアにトレブルフックを付けてボトムを攻めると、高確率で根掛かりだ。
と思ってリアにフックを付けず、フロントフック2本だけにするも、それでもボトムを積極的に攻めると底の石と石の隙間にジグが挟まっちゃうのか根掛かりする。
このゴロタ石が結構沖まで続いてるんだろうか。

リーダーが30lbと結構太いので、根掛かりをいくら引っ張ってもラインが切れることはまず無い。
スナップへの結び目からほつれてスナップとルアーをロストするならまだ御の字。
最悪なのは、PEラインとリーダーの結束部分から抜けて、リーダーから先をロストするパターン。
そうなると、ラインシステムを結び直し。
それなりに慣れたとはいえ、現場でのPEラインとリーダーとのFGノットは時間がかかって面倒だ。

アタリも無いので、岬中程の白灯台付近へと移動して入り直す。
状況は変わらず、音沙汰なし。
が、しばらくするとさっきと同じ場所でナブラ発生。
またしても水面がバシャバシャと騒がしくなっている。
まじかよ。。。
急いで元の場所に戻ろうとするも、ゴロタなので走れない。。。
またしてもナブラ終了〜。
ツイてない。

二度、だいたい同じ場所でナブラが沸いた。
今日アツいのはここなんだな。
ナブラを迎え撃つため、ここだという場所でひたすら投げてチャンスを待つ。

スパイクブーツ導入

さて、今回の釣り旅でNewエギングタックル“セフィアBB” をデビューさせたが、もう一つNewアイテムを用意していた。

スパイクブーツ

これまでも磯に行くことは何度かあったが、本格的にやるなら安全の為にスパイクブーツは必要だなと思ってたので、この機会に買ってみた。
釣り具のPointを運営する、僕が好きなメーカーTAKAMIYA(タカミヤ)さんの長靴タイプのスパイクブーツ。

¥3,000を切るリーズナブルな価格ながらしっかりした作りだ。
冬場は分厚いソックスを履くだろうと思って、大きめのLargeサイズを選んだ。
あまりピッタリサイズだと、つま先が当たって長時間釣っていると痛くなるだろう。
スパイクの付いたゴム底なので、足が疲れるだろうと思い、ホームセンターで高反発中敷きを買ってきて追加で中に敷いている。
クッション性が増して良い感じ。
僕は足のサイズが26cmだが、中敷きも足してLargeサイズでちょうどフィットして歩きやすくなったし、疲れは軽減されていると思う。

今回はゴロタ浜だったので、石が丸くツルツルしていて、スパイクブーツではかなり歩き辛かった。
スパイクの分だけ浮いている感じがして、石にグリップしている感覚が無く不安。
実際は滑ったりすることは無かったし問題ないんだけど、どうしても浮いてる感が心配で、一歩ずつ慎重に体重をかけて移動していた。
もっとゴツゴツザラザラした岩場ならしっかりと噛み付いてグリップするだろう。
水を被ったりや汚れを気にしないでいられるのはすごく楽だった。
これで磯も安心だ。

スパイクが飛び出ているので、アスファルトの道路を長時間歩いたり、普段の長靴の様な使い方は出来ない。
道も靴も傷んでしまう。
釣り場だけで使用しよう。


その後ナブラが沸くことも無く、昼になった。
風が強くなってきて、うねりが出て波が高くなってきた。
釣りにくいし、波打ち際が段々と危険に。
ここまでか、、、移動しよう。

御浜岬 湾内堤防

ゴロタ浜から道路や駐車場を挟んで岬の反対側は、内湾になっていて波が穏やかだ。
松林の中の遊歩道を抜けると砂浜に出る。
浜からは3本の堤防が出ていて、一番先端側(北・沖側)の堤防が水深もあり、アオリイカのポイントとしても実績が高いらしい。

先行者も居ないので、鳥居がある一番沖側の堤防の先端に陣取る。
あまり大きな堤防ではないので、よっぽど上手な人同士でうまく釣らない限りは先端部分は一人乗ったらいっぱいだ。

湾出口

堤防先端から戸田港方向

神社の鳥居

ここからは、ライトショアジギングタックルと、エギングタックルのダブルスタンバイ。
明るいうちはライトショアジギングメイン。
暗くなってからは、エギングタックル中心で、アオリイカ狙いでエギングしつつ、ジグヘッドでワームを使って色々な魚を狙ってみる。
大型の魚の気配を感じたりナブラが沸いたら、メタルジグをセットしたライトショアジギングタックルにすかさず持ち替えて投げる作戦。

目の前で何度も魚がライズする。
足元の海中を見ると、石鯛の子や、いろいろな種類の小魚がたくさん回遊している。
少し離れた海中に、60cmは超えるだろうシーバスの群れが悠々と泳いでいるのが見える。
早速、ライトショアジギングタックルでメタルジグを投げて引く。
反応なし。
なんでよ?
でも、魚影は濃いぞ。

その後いろいろ試すも、アタリは無し。
初めてペンシルタイプのシンキングミノーなんかも投げてみたが反応なし。

南風が強く、右を向くともろに向かい風になるので、堤防からは正面か左方向にしか投げられない。

見えてる限りでは、シーバス・カマス・サヨリ・イナダ・シイラなどの姿が確認できたんだが、上から見てるから確信は無い。

回収中のエギにカマスらしき魚が猛追してアタックしてきたり。
今じゃない。。。

足元を立派な大きさのサヨリが泳いでたり。

すぐ目の前でイナダらしき青物がバシャバシャと目にも留まらぬ速さでベイトを食い散らかしてたり。

ちょっと沖で黄色くて長い魚体のシイラがボイルしていたり。

お魚パラダイスだな。
なんで釣れないんだろ。。。

オキアミやイソメで餌釣りしたらめちゃくちゃ釣れそうだ。
ルアーやエギ、ワーム等の疑似餌で釣るぞって縛りで来てるから、生餌なんて何も買ってない。
ルアーフィッシング、特にショアジギングは修行とか筋トレって言われてる。

黙々と竿を振る。
1回でも多く振る。
1mでも遠くに投げる。
試行錯誤をして、ただひたすらそれの繰り返し。

まさに修行だな。。。

あまりに釣れないもんだから、ショアジギングしながら、エギングタックルにチョイ投げ仕掛けでパワーイソメ付けて投げるという半分浮気もしたが、それも音沙汰なし。
パワーイソメも疑似餌だからセーフ理論。
パワーイソメはさびいてやらないと魚の反応が悪いから、たまに引いて動かしてやらないといかん。
でも、ショアジギングは投げちゃったらもう忙しい。
両方いっぺんにやるべき事じゃないわね。

日が暮れた。
堤防は真っ暗だ。
ここからはエギングメインで、ワームもいろいろ試そう。

譜面灯が大活躍。
ライト無しでは何も見えん。

仕掛けを変えたり、グロー系の蛍光エギやルアーに当てて光らせたり、2箇所を別々に照らせるので夜釣りには必需品。
ヘッドライトはどうも頭に巻いてるのが気になるし、ライトじゃ片手が塞がっちゃう。
クリップでパッカンやタックルBOXの縁に挟んで簡単に固定できる譜面灯はお手軽で便利だ。

夜エギやジグを投げてると、ラインも全く見えないから、どこまで回収してるかわからなくなる。
まだ全然沖にあるつもりで全力でシャクってると、ピョーンと海面から飛び出して自分目掛けて飛んでくるので危ない。
今回もエギが顔面に当たってしまった。
ちょうどサングラスしてたし、カンナが肌に当たらなかったから無傷で良かったものの、危なかった。
ラインが見えなくて不安になったら、回収時頃にはライトONして確認するようにしていた。
そのままエギやジグに光を再充填して、再び投げたらライトOFF。

エギには全く反応無く、可能性も感じない。
イカ居ないのかなぁ。。。
確かに、田子港で釣った時とは違って、今日は堤防に墨跡も無いんだよな。
台風で雨だったんだからそりゃ無いか。

譜面灯でしょっちゅう照らしてるもんだから、魚が寄ってきているみたいで、辺りの水面がピチャピチャ慌ただしい。
アジだったらいいなぁ。
エギングロッドを、エギからアジング用のジグヘッドに付け変えて、ワームで攻めてみる。

JACKALLのダートジグヘッドやら月下美人やら、いろんなジグを試したり。

パワーイソメや、JACKALL DEKAキビナーゴやペケリングなど、手持ちのワームをいろいろ付け替えて試す。

相変わらず風が強いので、飛距離も出せない。
ボトムや中層メインでいろんな場所を引いてみる。
糸ふけが多くたわんで釣りにくいが、アタリは多い。
一番アタリが多いのは、堤防の際っきわだ。

エギングタックルでアジングしてる状態なので、本来のアジングタックルに比べたらオーバースペックというか、大掛かり過ぎるのだが、セフィアBBは扱いやすくロッドとリールのバランスが良いのでさほど問題を感じない。
釣っていて気持ちが良い。
アジングロッドより竿が長いが、渓流で6.2m竿でかすかなアタリを取ってるくらいなので、ウキが無い脈釣りはお手の物。
細くて繊細な竿だし、ラインさえうまくテンションを張っておけばアタリは取れる。
逆にウキ釣りは苦手です。

クククンと細かいアタリはかなりあるが、アワせても乗らない。
長いワームは針より先が突つかれているようで、魚のサイズが小さいんだろう。
アタリはあるので退屈はしないんだけど、まぁ乗らない。
水面まで上がってバシャッとバレることもあった。
ワームを咥えてるだけだ。
いったい何が突っついてるんだろ?

さんざんしつこく釣って、ようやくフッキングした。

ライトON!

だれ??

ハタンポだ。
12,3cmくらい、小さい。
リリース。

ミナミハタンポか、ミエハタンポってやつかな。
ずっとピチャピチャ跳ねてワームを突っついてたのは、お前か?
正体がわかったのでちょっと満足。

釣れたのは、JACKALL キビキビダートジグヘッド 1.5gに、ペケリング 2インチ ヨワヨワグローだった。
この状況だと、何で釣ろうとアタリは有って、あとは針がかりするかどうかだけだ。

小さいし数釣れそうにないし、美味しそうに見えなかったのでリリースしたが、後から調べたら、どうやらその大きさでMAXサイズらしい。
非常に美味とあった。
逃しちゃったよ。。。
でも、ポンポン立て続けに数釣れるなら食べたいけど、あれだけ粘って1匹じゃ先が思いやられる。
次にもしお目にかかったら食べてみようか。

あれ?もしかして、、、ハタンポでエギングタックル入魂てこと??
いやいやいや、、、リリースしたし、ノーカンてことでいいね!?
せっかくだからアオリイカで入魂させてよ〜

その後も気が済むまで、体力の限界までエギをシャクり、ジグもたまに投げてみたが、音沙汰なし。
お魚いっぱいのパラダイスなんだけどな〜

ふがいなし。

24時、終了。
16時間釣りっぱなし。
右腕、肩、腰が限界突破。痛い。
この旅が始まる直前から、実は腰がギックリ気味だったのだ。
渓流釣りでは痛み止め薬を飲んだりして、騙し騙し来たけど疲労の蓄積が限界だ。

すっかり夏なんて終わったと油断してたら、顔と腕が真っ赤っ赤に焼けちゃった。
腕の皮がその後剥けました。


西伊豆・戸田 御浜岬
8時〜24時

釣果 ハタンポ 1匹 (リリース)
アタリ ワームに小魚いっぱい

西伊豆釣り旅、これにて納竿!

魚はいっぱい居たんだけどね、、、居れば釣れるってもんじゃない。

緊急野外飯

釣り終えて、さすがにお腹がペコペコだ。
釣りながらおにぎりやパンを齧ってはいたものの、たいした量を買ってなかったので足りてない。
こんな時間に戸田には開いてる店なんか無いし、コンビニだって山を越えてだいぶ遠い街まで行かないと無いのを知っている。
さて、どうしたもんか。

車に残る食料は、初日に買った菓子パン一つと、緊急用のカップラーメンと、道の駅で買ったぶどうくらい。
あと豆大福やらお菓子やら。

一番まともなのは、、、カップラーメン食べるしかないか。
自炊を早々に諦めていたので、料理なんてするつもり無かったけど、せっかくだからお湯くらい沸かしてみようじゃないの。

元々アウトドア用に、モンベルで昔買ったアルパインクッカーと、プリムスのバーナーは持っていて、たまーに渓流の河原なんかで野外調理に使っていた。

アルパインクッカー ディープ11+13 セット

Amazonには無いみたいなのでモンベルオンラインショップ。
コンパクトに重ねてポーチに仕舞える。

PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー

超メジャーな人気機種で操作も簡単。
ハイパワー・軽量・コンパクトな本格的高火力バーナー。

コンパクトに納まるこのセットで大抵の簡単な調理は事足りるんだけど、このプリムスのバーナーに使うガス缶はアウトドア用のOD缶

こういうやつがOD缶

このタイプのガスボンベは、アウトドア専用で火力が強く、寒冷地での使用にも耐えられるメリットがある反面、アウトドアショップやホームセンターに行かないと手に入らないし、お値段が割高だ。
一般的なご家庭のカセットコンロで使う、お安くて、スーパーでもコンビニでも手に入るCB缶で使用できるバーナーも別に有った方が良いと思い、随分前に買って車に積んでいたのだ。

SOTO(ソト) シングルバーナー ST-301

ST-301は、バーナー部分とガスボンベを離して置けるので、ボンベが熱くならず安心安全。

バーナーが2つあれば、ご飯と味噌汁や、パスタとソースとか、同時調理が出来て快適で時短にもなる。

これをいい加減使ってみようかと封を開けた。
新品で買ったまま開封せずに箱のまま積んであった。

引火しないように安全な場所を選んで、お湯を沸かす。
水は、道の駅 すばしりで汲んできた富士山のおいしい水。

岬にはBBQ禁止と書いてあるが、まぁ、バーナーでお湯沸かすくらい許されるか・・・?
5分で済みます!
目を離しません!
火消しの水もたっぷりあります!
最大限安全に配慮します!

どうなんだろう、直火や炭火でのBBQは禁止だけど、バーナーやカセットコンロでの調理は可って場所も多い。
場所によるので、確認できるなら事前に確認したほうがトラブルを未然に防げる。
当然、道の駅での調理なんてルール違反だし、漁港なんかもだいたい火気厳禁て書いてある。
なので、いっぱい炊事道具を持ってきたけど、現実的には野外で堂々と調理できる場所なんてめったに無いんだなぁと旅の途中痛感していた。
火気が禁止されていない誰も来ないような山奥とか河原とか、許可された範囲での公園とか、キャンプ場くらいだろうか。
キャンプ場も考えたんだけどね、お値段によっては宿泊まれんじゃん!てなるし、たまたま調べたキャンプ場は「車中泊禁止」って書いてあったのよね。。。
キャンプ場は、キャンプ目的で出かける分にはいいけど、釣りと組み合わせるとなかなか行動時間が合わないのよ。
テントサイト要らないから炊事場とトイレと駐車場だけ貸してくれればいいんだけど。
いわゆるオートキャンプ場ってとこに行けばいいのかな?
RVパークも野外調理は禁止らしい。
釣り場の近くにそんな都合よくオートキャンプ場なんて無いぞ。

あっという間にお湯は沸いた。
ゴトクから鍋が転げ落ちないか不安になるが、注意してバランス良く置けば大丈夫だ。
ガスボンベもスタビライザーが付いていて転げることも無い。
誰も居ない真っ暗な外で食べるのも不安なので、車内で食べた。
カップラーメンと残り物の菓子パンと、シャインマスカットと巨峰。
やっぱり巨峰が美味しすぎて一房食べきっちゃった。

置いといて冷えたバーナーやら鍋を片付けて、撤収。
流石に寝ないと、こんなヘロヘロの状態で運転して帰るわけにはいかない。
もう一泊、車中泊をして体力回復してから帰ろう。

本日のキャンプ地

本日のキャンプ地は、もちろん、お馴染みの、道の駅 くるら戸田 だ。

ここを本日もキャンプ地とする!(3回目)

全く事前に計画してたわけじゃないけど、すっかり常宿になってしまった。
なんでここかって、帰る前にもう一度、くるら戸田の温泉に入りたかったのだ。
やっぱり温泉付きって素晴らしい。

戸田でもう一泊!

おやすみなさい。

六日目 最終日

8時半に目覚める。
温泉が開くのは10時。
なんで疲れてんのに早起きしちゃうかな。。。
ツーリングマップルを眺めて、帰り道や、帰りがてらの美味しそうなお店を探して温泉の開店を待つ。

10時。
着替えを持ってウキウキで温泉の入り口へ行くと、

「メンテナンスの為、本日休業」

のぉぉおおおおおおおおおおおおお!?!?!?

ちーん・・・

いったい何を待っていたんだ・・・

帰ろ・・・

帰り道、通りすがった修善寺に立ち寄り湯を見つけた。

筥湯(はこゆ)

入浴料 ¥350

内風呂だけだが、まぁいいじゃない。
寄っていこう。
どうやら提携駐車場があるとHPにあったが、現地に着いて探しても、指定の駐車場がどこだかさっぱりわからない。
車を停めて温泉の人に聞きに行ったが人が居ない。

「支度中」

営業は12時から。
まだ11時。

はい、もういいです。
おうちまで我慢しまーす。

よし、気を取り直してお蕎麦食べよう。

独鈷そば大戸

狩野川沿いの切り立った崖の上に建つ、雰囲気の良いお蕎麦屋さん。
開店と同時にお店に入り、窓際の席に着くと、後ろの窓からは谷の下に狩野川の流れが見下ろせる。
流れの中を覗くと、良い型の、恐らくアマゴがひらひらとたくさん泳いでいるのが見える。
ここが一番釣れんじゃないか?

目が良い・悪いってのもあるだろうけど、慣れない人には川の流れの中の魚は見えないらしい。
「ほら、あそこに魚」って指さしても、たいてい見えないって言われる。
ずっと渓流で釣りしてきたから、どういう水面で、上からどう魚が見えるかってのに慣れてるんだろうな。

メニューはシンプル。

温かいかけそばと、冷たいざるそばだけ。

ざるそば大盛りを注文して、川面を眺めて待つ。

独鈷ざるそば 大盛り

薬味とつゆで食べる他に、とろろもあって、とろろ蕎麦も楽しめる。
栗の渋皮煮やかぼちゃの煮つけ、茹で落花生なんかの小鉢も粋でうれしい。

何よりうれしいのが、

生山葵1本付き。
自分ですりおろして好きなだけ蕎麦と一緒に楽しめる。
楽しい。
一生懸命すっていると目にしみて涙が出る。

すりたての新鮮な山葵をたっぷり蕎麦に乗せて啜ると、爽やかないい香りとツンと鋭い辛味でとても美味しい。
とろろにつけてみたり、小鉢を楽しんだり。
こりゃ美味いな。

山葵残したらもったいないかななんてバカみたいにいっぱいすっては乗っけて食べてたけど、食べてる最中に、山葵のお持ち帰り用袋をサービスで持ってきてくださった。
危うく一本食べきるとこだったよ。
山葵食べすぎてなんだか体が覚醒してきたぞ。

美味しかったです。
ごちそうさまでした。

修善寺を出ると、ひたすら下道を自宅に向けて走る。
ここまで来たら高速乗らないぞ。

伊豆でずっと下道はあんまりオススメしない。
うねうね道や峠越えばかりで、スピードも出ないし、体力の消耗が激しい。

ここまで頑張ったならと、意地になってうねうねの下道で頑張って帰る。
途中、湯河原の辺りだったか、公衆トイレを併設した激安干物屋さんがあったので休憩がてら寄る。
もう釣りも終わったし、お持ち帰りの魚も無いし、お土産に激安干物でも買ってみるかと物色。
最近、アジの干物にハマってたからちょうど良い。
金目鯛開き 5匹くらい ¥350
サンマ丸一夜干し 3匹 ¥250
くらいの激安干物を買ってみた。
安すぎだろ。

結局、6時間かかって自宅に無事到着。

お土産の金目鯛開きは、安かろう不味かろうで、やっぱり美味しいもんじゃなかった。
でも、サンマはびっくりするほど美味しかった。

黄金色に輝くサンマは、ジューシーで香りも味も良く、生のサンマの塩焼きに比べてももっと美味しさが凝縮されているようで、感動した。
ペロッと食べてしまった。
もっと買ってくればよかったな。

伊豆釣り旅、終了。

総走行距離 880km

釣果
チビアマゴ 1
ハタンポ 1

ふがいなし…


台風のせいで、満足に釣りできたのは2日間だけだったが、試したかったことをいろいろ試せたし、憧れの場所でも竿を出せた。
デビューしたNewエギングタックルはとても扱いやすく、一気に釣りの幅が増やせた。
今後も大活躍の予感。
釣果はさっぱり伴わなかったけれど、今後また伊豆へ出かける際に充分に参考になる情報と経験は得た。

西伊豆で釣りだって言ってんのに、途中山梨へ行ったり、予定も決めずに温泉と美味しいものを求めてフラフラと旅したが、流浪の車中泊旅はそれはそれでとても楽しかったな。
過ごしやすい季節に限るけど、温泉と道の駅みたいなトイレ付きの静かな駐車場さえあれば、以外と快適に旅が出来る。
一泊で嫌になるかと思っていたけど、約1週間はあっという間に過ぎた。
ふとした瞬間に帰りたくなるけどね。
山あいの涼しい静かな場所での車中泊はとても気持ちのいいもんです。

真夏の車中泊は諦めたほうがいいな。
思いっきり標高を上げて高原にでも行けば快適か?
これからの季節は防寒対策をしっかりしないと。
毛布も積むか。

お魚パラダイスは見つけた。
いつかまた、西伊豆リベンジするぞ!
下田辺りの南伊豆って選択肢も残してあるけど、そこはもうとっておきもとっておき。
最後の砦。
そこで釣れなかったらもう行くとこ無いもの。

その前に、内房とか近いとこでいいけど、エギングでアオリイカを一匹でも釣ってみたいなぁ。
せめて可能性だけでも感じたいぞ。
釣り旅記事もこれで完結、次の釣りに行ってもいいかな?

ということで、西伊豆釣り旅編、長々とありがとうございました。

ではまた。RTB。

ちゃたけ