【海釣り】ショアジギング 初めて釣れた魚がデカかった!!!@西湘エリア・国府津【釣り編】

ちゃたけです。

もう2週間以上強風が続いていて、釣り人には悶々とした日々が続いているんではなかろうか。
風強いと危険だし釣りにならないしね。
台風ならしょうがないけど、台風関係なくひっきりなしに強い風が吹いているのはなんなんだろ・・・

昨日から今日にかけては、九州〜近畿地方を中心に広い地域で記録的な大雨が降り続き、今なお甚大な被害をもたらしている。
「特別警報(大雨)」なる聞き覚えのない警報まで出て、多くの人達が避難を余儀なくされている。
おじいちゃん用水路の様子見に行っちゃダメ絶対、なんてレベルはとうに超え、家の前が、家だったところが川になり、あちこちの街が水没し土砂崩れも起きている。
こりゃ復旧に時間かかるでしょうな。
これ以上の被害の拡大が無きよう、一日も早く平穏な生活に戻れるよう祈るばかり。

そんな目に遭ってる人々はさすがに釣りに行ってる場合じゃないだろうけど、こんな大荒れの天気でも釣り人は結構な無茶して釣りに出かけちゃう性なわけで。
暴風だけどもしかしたら竿出せるかもしれないから一応行ってみよう、とか。
海が荒れてるほうが釣れる、とか。
自分は大丈夫だろう、とか。。。

せっかくの休日だったり、前々から計画して楽しみにしていたんだから行かないともったいないとか、自分に都合の良い理由をつけて行っちゃうんですね。
そして、事故る。

行くだけ行ってダメだこりゃと竿も出さずに早々に諦めて帰ってくるならいいんだけどね、現場まで行っちゃったらどうしても釣りしたくなるわけで、、、
わかるよ〜、気持ちはわかる。
けど、そこはグッとこらえて釣りに出かけないのが一番。
魚屋さんで美味しそうな魚買ってきて料理して美味しく過ごすのもいいじゃない。
またお天気が良い日に釣りに出かければいいじゃない。
海も魚も逃げないんだから。
いや、魚は逃げるか。。。
ね、まずは安全第一ですよ。

てなことを自分に言い聞かせて、空と天気予報を眺めては悶々としております。
早く天気にな〜れ!

とか書いてたら、地震発生でテレビも携帯も緊急速報が鳴って久しぶりにビックリなぅ。
こっちは地震かよ。
安全第一。。。

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ショアジギング 初めて釣れた魚がデカかった!!!@西湘エリア・国府津

さて、前回の釣行は外房・興津エリアでの完全ボウズのショアジギングデビュー戦でした。
今回はそのたった5日後のお話。
5月の下旬です。

真っ暗闇の国府津の浜でサーフショアジギング

横浜で夕方からミーティングの予定があった。
横浜ですら家からはめちゃくちゃ遠いんだけど、いっそそこまで行くならそのまま釣りに行っちゃおうかと思いつき、釣り道具を車に積んでミーティングへ。

そこから足を伸ばしてショアジギングとなるとどこがいいだろう?
三浦半島?西湘エリア?頑張って伊豆半島?
三浦半島はショアジギングであまり良い釣果を聞かないし、都会から近すぎて自然的な意味で房総と変わらない気がしてあんまり興味がない。
伊豆は、遠いな、、、行くならもうちょっと経験を積んでから本腰を入れて行きたいところ。
となると、西湘エリアですな。
全然わからん。。。
箱根や伊豆に行く際に西湘バイパスを何度も走ったことはあるけど、それくらいしか知らない。
漁港もポツポツあるんだろうけど、ずっと砂浜だよな。
ん、砂浜?
もしかして、、、マゴチ・ヒラメ狙えるかな?
外房でのデビュー戦で、バシバシ根掛かりしてルアーがポンポン無くなっていった記憶がまだ新しく、砂地なら根掛かり少ないんじゃないか?なんて希望的観測も。

ただサーフからのキャストになると、波打ち際のさらし部分が長い浜だと、長靴やウェダーも無いし立ち込めるわけじゃないので、飛距離がかなりロスしてしまうのは経験上予想出来た。
遠浅で砂地の浜だと、さらしが大きすぎてその分のロスが大きいし、それをカバーするにはもっと遠くまで投げるか、安全な範囲で水に立ち込まないといけないのだ。
難易度高し。

航空写真や釣り情報を調べて良さげな場所は無いか探すと、小田原の手前、国府津の辺りの浜が、砂地ではなく砂利石だと判明。
写真で見た感じでは、波打ち際ですぐに波が砕けてさらしがあんまり無さそうだ。
これならいけるかも?

ということで、国府津の浜を目指してミーティング終わりでそのままGo。
どこから海に出れるのかもよくわからないので、ナビの地図を慎重に眺めながら、西湘バイパスには乗らず下道で海沿いの国道1号を走る。
行ったり来たりしつつも、川沿いから海沿いの道に入ることが出来た。
すぐに海岸へ降りるスロープや階段も見つけられ、そのすぐ前に出来たばかりっぽいコインパーキング(¥500/24h)も見つけた。
ラッキー。
西湘バイパスの高架の真下、国府津I.Cのループの辺りだ。

時刻は0:30、ど深夜。
マグライト持って下見で浜へ降りてみたが、高速道路の街灯がオレンジにうっすらと照らしているものの、真っ暗で基本的に何も見えない。
テトラに打ち付ける波の轟音や、浜で砕ける波の音は聞こえるが、波打ち際もあまりよく見えない。
状況はさっぱりわからんなと思っていると、二人組の釣り人が浜へ降りてきてすぐ目の前でセッティングを始めた。
キス狙いの投げ釣りかな?
この時間から?真っ暗だぞ??
浜からの投げ釣りって夜釣りもするもんなんだろか。

さすがに釣り始めるには早すぎるなぁ。
ショアジギングで夜釣りって、、、するもんなんだっけ?
やる人もいるんだろうけど、手元のライトがあるとはいえ先が何も見えないし海の状況もわからんし。
よし、明るくなる寸前まで車で寝よう。
コインパーキングに止めた車で横になってウトウトしていると、たまに人が近くを通っていく気配を感じて起きちゃう。
こんな夜中に人が通るような場所でもないんだけどなぁ。
あげく、隣に別の車が駐車してゴソゴソとしだした。

時刻はまだ3:00前、真っ暗。
確信した。
この人達、みんな釣り人だ。
夜釣りする気かは知らないけど、恐らくこんな夜中からぞろぞろと浜に降りて場所取りしてるんじゃね?
気づいちゃったら気が焦る。
僕も早く行かないと、、、砂浜を重い装備持って長距離歩くハメになるのは嫌だぞ。

多少歩くのも覚悟して、竿とパッカンと水バケツだけ持って、ルアーや小物Boxはポケットに入れて浜へ降りた。
クーラーボックスもタックルボックスもタモも車に置いていこう。
タモは砂浜ではどっちみち使いようが無いしね。

暗い中砂浜へ降りると、予想通りズラッと等間隔でずいぶん先まで釣り人が並んでいた。
まじか・・・
一番乗りで来たのになぁ・・・

大磯方向へ少し歩くと、等間隔で並ぶ釣り人が途切れていて、一人分のスペースがまるっと空いている場所があったのでそこに入らせてもらう。
近くて良かった。

さ、やるか!っていう明るさにはまだまだほど遠い。

真っ暗なんだよなぁ。
浜の道路側の高架の下は砂地で歩きにくかったが、波打ち際からしばらくは砂利石の浜なのでとても歩きやすいし、汚れにくくて釣りやすそうだ。

座り込んで日の出を待つつもりだったけど、もう少しで白みそうだし、海中の地形把握も兼ねてちょっとルアー投げてみるかな。
ま、波打ち際すらよく見えんけども。

ライトで手元を照らしながら斥候部隊のメタルジグを結びつけたら、真っ暗な海に向かってファーストキャスト。
どこ行った??
距離も方向もさっぱりわからん。。。
うっすら見える竿先からのPEラインの向きで、なんとなくちゃんと前に飛んだのはわかった。
着底は、リールに指を添えて出ていく糸が止まるのを感じ取るのみ。
暗闇で目はほぼ役に立たないので、感覚を研ぎ澄まして感じ取るしかない。
引っかからないでよ〜と願いつつ、底を意識しながらシャクっていく。
無事ルアー生還。

周りと投げる方向に気をつけて、さっきよりも力を込めてキャスト。
ボトムに着いたのを感じ取ったら即シャクってはフォール、を繰り返す。
たまに地形調査で底をズル引いてみたり。
10投ほど投げていると、

グッ…

え?
根掛かり??
合わせるつもりでシャクる。

ググッ

グングングンッ

魚!?
サカナ!?!?
さかなーーーー!?!?!?

ルアーで初めて釣れた魚はデカかった!!!

釣れると思ってないし、真っ暗だし、心の準備がさっぱり出来てませんよ。
ヒットしたのは50mくらい沖かな、見えんけど。
グングン引き込まれ、右へ左へ走り出し、かなり強いはずの竿がピューッっと音を立てて弓なりにしなり、ドラグが出る。

ほんとに釣れた。

ルアーで魚釣れた!

とか感傷に浸ってる場合じゃない。
なんとかバラさずに取り込まないと。
竿の向く方向で、右に行ったか左に行ったかくらいはわかる。
とにかく竿を立てて、、、あ、リール巻かないと。
渓流釣りばっかりやってきたから、竿を立てるのは体に叩き込まれてるけど、リールの存在を忘れがち。

眼の前の暗闇に向かって必死に、かつ慎重にやり取りする。
絶対にテンションは緩めないぞ。
いったい何と闘ってんだ・・・

そこまで重いわけじゃないし、走るっていってもきっと青物ではないだろう。
沈み根もきっとあまり無いだろうけど、ラインが切れるとは思えないので、竿とリールのパワーを信じてドラグを締めてちょっと強引に手繰り寄せていく。

うっすらと見えてきた波打ち際に魚影が見えた。

デカいっ!

茶色い!B面が白い!

マゴチ?
ヒラメ??
誰???

打ち寄せる波に合わせて一気に安全圏までずり上げた。

至近距離まで近づいてようやく正体判明。

立派なマゴチでした。

リアのトレブルフックが背中にスレがかりしてるだけだった。
あぶねー、テンション緩めなくて良かった。

手が震える〜
心臓がバクバクしてる。
ちょっと落ち着こう。

よっしゃぁー!
ショアジギング初フィッシュ!!!

うれしいね〜。
エサ釣りしかやったことない僕でもルアーでほんとに釣れんのかな?って疑問から始まり、色々お勉強して装備揃えて、ボウズ覚悟で遠くまで遠征して真面目に竿を振り続けて、、、
全然釣れると思ってなかったけど、いつか釣ってみせるぞ!ってやる気だけで挑んだ、たった二回目で結果を出せたのはうれしいぞ。

背中へのスレがかりだから、魚がアタックしてきてかかったのか、ボトムを引きずってて偶然引っかかったのか謎だけど、、、
釣れたから良しとしよう。
運も実力のうち、かな。

ヒットルアーはこちら。

DAISO ¥100 メタルジグ 28g シルバー

ジグロックかジグベイトか、どっちだったかな。
さんざん投げた後に撮った写真なので、塗装はもうハゲハゲ。

初ヒットはまさかの100円ルアーでした。
真っ暗だし、わずかな光を反射して一番キラキラしてくれそうな全身シルバーのこいつを選んだのが正解だったのか?
根掛かりして無くなってもいいやの斥候部隊として、どうしてもまず初めにDAISOジグを投げるもんだから、たまたま良い時間にこいつだったってだけなんだけど。

釣った後もお勉強してきた成果を実践。
活きが良いうちにしっかり〆ておこう。
砂浜だから難しいけどなんとかバケツに水汲んで、エラ切って水に浸けてすぐに血抜き。
血が出きったらエラを外しとこう。
内臓は食べるかもだから出さない。
神経〆まで出来たら完璧だけど、それは次の課題だな。

クーラボックスにすぐ入れて冷やしたいところだけど、車に置いたままで持ってきてない。
明け方の時合かもしれないから、魚はバケツに浸けといて、次の1匹目指してまずはしばらく竿を振ろう。

すっかり明るくなった。

見えなくなるずっと先まで等間隔で釣り人が並んでいる。
恐らくキス狙いのエサ釣り師と、ジグやらワームでのショアジギンガーとばらばら。

月曜日の早朝にしてこの人気っぷり。
浜の一番右端、河口のテトラ帯の横が一番人気のスポットの様で、深夜早くに入った人から順番に、端から場所を取っていくみたい。
明るくなってから行くと出遅れて、だいぶ先まで歩くことになりそうだ。

時合もとっくに終わったというか、何も起きないので、車に戻り魚をクーラーボックスに入れて氷で冷やしておいた。

隣で同じく暗いうちからルアーを投げていた自称初心者さんショアジギンガーは全くアタリも無いようで、心折れて帰ろうとしていたが、近づいてきて僕の魚を見るなりやる気が出て、もうちょっと頑張ってみますと言って再び竿を振っていた。
諦めないで竿振ってりゃいつかチャンスが来るさ。

その後、昼ごろまでいろいろなメタルジグを試したり、隣が空いたので少し歩き回って広範囲に狙ってみたものの、アタリ無し。

風も強くなってきて、水面に巻き上げられた海藻がラインに絡みついてきて苦労するしで、昼に納竿。
チャンスはあの明け方の一発だけだったね。

周りの人達の釣果は、エサの投げ釣りで20cm前後のキスが数匹ずつ釣れていたくらいで、ショアジギンガー達は誰も何も釣れているようには見えなかった。
恐らく、見えてた範囲では僕のマゴチ1匹だけだろう。
奇跡だな。
ビギナーズラックってやつだね。

持ち帰った魚を測ってみた。

マゴチ 47cm

なかなか良いサイズ。

メジャーを並べてみてわかった。
釣り具屋さんで売ってる釣り用のメジャーが太く大きくて表示がやたら大きいのが、荷物が嵩張るし邪魔じゃないのかな?と不思議に思ってたけど、こうやって写真に撮ったりすると普通のメジャーじゃ表示が小さくて読み取りづらいのね。
納得。

入魂

買ったばかりのロッドやリールで釣果を上げることを、「入魂する」と言うらしい。
初めて知った。
新しい竿やリール、ルアーなんかを買うと、「入魂するぞー」と気合い入れて釣りに行くわけですね。
これもルアーフィッシングだけの慣習なのかな。
今回、マゴチを釣り上げたことで、僕のショアジギングセットも無事に入魂できたわけだな。

ショアジギング初フィッシュを釣り上げたロッドとリールはこちら。

☆ロッド(竿)

シマノ ショアジギング スピニングロッド コルトスナイパーBB S906m 9.6フィート

☆リール

シマノ リール 16 ナスキー C5000XG

ラインが、PEライン 2号
リーダーが、30lb(8号)
でした。

まだまだロッドやリールの扱いや、ラインシステムの扱いは不慣れで探り探りではあるものの、そこそこ大きな魚とやり取りしてしっかり釣り上げられたことで、一気に信頼感が出た。
もっと大きな魚が来ても落ち着いてやり取りすればきっと大丈夫。
青物かかったら楽しいだろうなぁ。


砂浜で釣りをしたのは、子供の頃に投げ釣りでハゼやキス、メゴチを釣った以来久しぶり。
ショアジギングって、堤防や磯のイメージが強かったけれど、浜からもマゴチやヒラメ、回遊があればイナダなんかの青物も狙えるし、どこでもいろんな魚種を楽しめるんだなと改めて感じた。

根掛かり少ないんじゃないかな、なんてちょっと消極的な理由で今回はサーフからの釣りを選んでみたけど、予想通り根掛かりしなかった。
もちろん場所によるけど、今回は7つ程いろいろとメタルジグを変えて、リアにもちゃんとフックを付けてボトムをしっかり狙ってみたけれど、なんと一つもルアーをロストしなかった。
ちょっと感動したわ。
根掛かりしたかなと思っても、ちょっとシャクれば外れてくれた。
砂浜すげー!

国府津の浜は砂利石で、波がすぐに砕けてさらしがほとんど無く投げやすいし、飛距離はロスしないし、靴に砂入ってこないし。
砂利石最高!!
房総では見当たらないんだよなぁ砂利石の浜。
いつか浜からヒラメも釣ってみたいですなぁ。

次は何が釣れるかな?
今回はスレがかりだったし、釣ったというより釣れたって感じなので、次回はちゃんと口にフックがかかって釣ったぞ!って実感できるといいね。

さ、立派なマゴチを美味しく頂こうじゃないの。
美味しく食べるまでが釣りです。

次回、釣った魚で宴じゃー!

ではまた。RTB。

ちゃたけ

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