ちゃたけです。
美味しく食べるまでが釣り。
そういうポリシーなんだけど、、、釣りから帰ってきたらもはや力尽きていて、その日のうちに料理する気力が残ってないので、翌日食べることになりがち。
釣ってるとついつい頑張りすぎちゃって余力が残ってないんですな。
美味しく食べるためには、せめて下処理だけでもその日のうちに頑張ってやっておきたいところ。
下処理さえ終えてれば、冷蔵庫で寝かせておくと旨味が増すしね。
自分で釣った魚を料理して美味しく食べる。
これがやりたかったのよ。
渓流でのヤマメ・イワナ・ニジマスでは何度も経験しているし、海で釣った魚も料理して食べたことは何度もあるけれど、新しくチャレンジしたショアジギングで釣りあげた魚を料理して食べるっていうのが目標だったのでね、やっとこさ目標達成です。
国府津の浜で、サーフからショアジギングで釣り上げた初めてのお魚、マゴチを美味しく料理していきます。
マゴチとしてはわりと普通な大きさなんだろうけど、なかなか大きいのでかなり食べがいがありそうだ。
まるごと食べ尽くすぞ!
ショアジギングで初めて釣れた魚をまるごと食べ尽くす!
この日の為に、いっぱい動画見たり、魚屋で買ってきた魚で捌く練習して料理してみたり、お勉強してきたのだ。
釣りスキルはあんまり上がってる気がしないけど、料理スキルはグングン上がってるはず!
腕が鳴るぜ。
平べったいマゴチを捌く
マゴチはフラットフィッシュ。
平べったい族。
なんちゅう捌き難そうな魚釣っちまったんだ。。。
練習してた普通の3枚卸しは通用しない特殊構造。
ま、なんとかなるじゃろ。
釣りから帰ってきて片付けたら力尽きて寝ちゃったので、翌日の早朝、起きがけにお魚と対面し朝っぱらから捌くことを決意。
まずはウロコ取り、なんだけど、マゴチは背びれと腹びれに恐ろしい凶器をお持ちなので、トゲトゲのヒレをキッチンバサミで切り落とす。
トゲに毒があるわけじゃないけど、釣った時や捌く時に刺さると危険なので要注意。
まずは安全確保だ。
背びれ
腹びれ
エラの両サイドにも凶器の硬いトゲがあるので、それも切り取っておく。
これでウロコ取りが安全になった。
皮も食べるつもりなので、丁寧に隅々までジョリジョリしておく。
あまりにヌルヌルが酷かったので、一応塩揉みしてざっくりヌメリ取り。
水洗いしてキッチンペーパーで水気を切ったら捌いていくんだけど、、、
写真が無いぞ。
必死だったんだな。。。
内臓を傷つけないように腹を割いて内臓を取り出したら、頭を落とし、背骨に沿って縦に3枚に捌いていく。
四苦八苦してるのを見かねて、ここで親父登場。
包丁を奪われ捌き始めたので、任せた!
ラッキー。
半身から腹骨をすき取る。
マゴチは腹骨と中骨が複雑な入り方をしていて包丁だけでは取り切れないので、
プライヤー(ラジオペンチ)で残った骨を抜き取っていく。
骨がごっつく、身が締っていてトゲヌキや毛抜きでは歯がたたないので、ペンチがいい。
骨を全て抜き取れたら、
まな板に付いた生臭さが身に移らないように、キッチンペーパーを敷いて皮引き。
皮を引いた半身は刺身用に。
もう半身は皮付きで食べるつもりなので、皮を引かないでおいた。
骨や頭、皮などのアラはぶつ切りにして水気を切っておく。
柵とアラをキッチンペーパーで巻いて、夜ご飯の時間まで冷蔵庫で寝かす。
内臓(肝・胃袋・卵)は酒で浸けておいた。
下処理完了。
調理は夜ご飯の時に。
マゴチは春から夏が旬。
4~7月が産卵期らしく立派な卵が入っていたので、メスだったのねラッキーなんて思ったら、満二歳35cmまではオス、40cmを超えるとメスに性転換するらしい。。。
タイまで回遊して手術してきたのかな?
てことは、大きめのマゴチが釣れるともれなくメスなんだな。
いろんな料理でマゴチをまるごと食べ尽くす!
夜ご飯のお時間です。
手際よく、いろいろ作っていこう。
まずは、内臓の煮付け。
酒と同量のみりんで煮立たせてアルコールを飛ばしたら
醤油とたっぷりの砂糖を入れて
落し蓋をして煮詰めていく。
良きところまで煮詰めたら火を止めて冷まして放置。
冷めていく過程で味が滲みていく。
お次は皮を酢の物に。
皮を湯引いて氷水で〆て千切りに。
水気を切ったらポン酢と和えるだけ。
次はお鍋の準備。
ぶつ切りのアラと身と出汁昆布と水を土鍋で炊いていく。
出汁出まくり。
丁寧にアクを取る。
食べる直前にえのき・ネギ・水菜などの野菜を入れて完成。
刺し身は、皮を引いた半身をスライス。
皮付きの身もしゃぶしゃぶ用にスライス。
〜調理完了〜
宴じゃー!!!
刺し身
皮付きマゴチしゃぶ
マゴチ鍋
湯引き皮ポン酢
卵と肝の煮付け
鍋の〆はもちろん、たっぷり出たマゴチの出汁で、
マゴチ雑炊
刺し身は、ブリっとモチっと締りの良い歯ごたえで、とても上品な甘みのある爽やかな白身の味。
しゃぶしゃぶと鍋は、臭みの無い上品な出汁がたっぷり出ていて、しゃぶしゃぶは皮と身の食感を楽しめて、煮た身はクセがなくホロホロ。
骨周りのアラの部分はゼラチン質も多く、まるであっさりしたアンコウの様。
湯引き皮ポン酢は、味は良いけど、皮の食感はザラザラしていてあんまり良くないかな。
卵と肝の煮付けは、良い感じにトロトロに煮詰まっていて味も甘辛さがちょうど良く出来たので大満足。
すごく味の良い煮付けに出来上がっていたが、胃袋を切るのを忘れてたので噛み切るのが大変だった。
次回は身も煮付けて食べてみたいな。
雑炊は、濃厚なマゴチの出汁の旨味がたっぷり。
濃厚だけどクセがないのであっさり食べれた。
一匹まるごと食べ尽くした!
お腹いっぱい。
全部美味しかった。
ごちそうさまでした!
準備に時間をかけてただけで、釣行自体はたった二度目だったけど、ショアジギングで魚を釣り、釣った魚を料理して美味しく食べるという目標が達成出来ました。
感無量。
とはいえ、まだマゴチ1匹釣れただけ。
しかも食ってきたかも怪しいスレがかりのビギナーズラック。
もっといろんな魚がショアジギングで狙えるはず。
房総や神奈川辺りだと、なかなか大きな釣果は望めないとは思うけど、次の1匹目指して積極的に竿を振っていこう。
大きな青物はいつかそのうちの夢ってことにしといて、、、現実ラインで何釣れたらうれしいかなぁ。。。
やっぱりカサゴとかキジハタの様な根魚釣りたいな。
美味しい味噌汁作りたい。
味噌汁釣るぞー!
ルアー初フィッシュであるマゴチを無事釣り上げたことにより、
ショアジギング始めましたの準備編で言ってたけど、
ルアーで魚釣れるまでエサ釣り禁止!!!
という自分に課したこの縛りプレイはめでたく解除されました。
かと言ってイソメとかは触れませんよ?
もっとショアジギングで、ルアーでいろいろ釣ってみたいけど、エサはエサで臨機応変に使ってこ。
ボウズが続いて釣り嫌いになっちゃったら困るもの。
ではでは、また。RTB。
ちゃたけ