ちゃたけです。
前回の記事の続き。
執念で釣り上げた、たった1匹のイワナを塩焼きにして食べよう。
テントも張れそうな、焚き火跡がいっぱいあるフラットな場所を釣りながら見つけていた。
道の脇に車も一台なら停められるし、川が近いから洗い物も楽だ。
ここをキャンプ地とする!
テントは張りません。日帰りです。
※魚を捌く写真が出てくるので苦手な方は閲覧注意
河原でBBQ
そういえば、何年か前にも渓流釣りしたことない友達と4人で山梨に釣り&BBQに行ったな。
鹿留川の最上流部で、さっぱり釣れず、その時もなんとか食べれる1匹をと、根性でイワナを釣ったのだった。
みんなが普通に肉とかジュージュー焼いてるのに構わず、僕は勝手にペンネアラビアータを作ってた。
河原でイタリアン。
なぜ?
でも、そのギャップが楽しいんじゃ。
わかるかなぁ〜
火おこし&下ごしらえ
魚は現地調達するとして、他に焼きたいものは二人で相談もせずに勝手に家で仕込んできた。
味付けや食材のカットは済ませてきておくと、現場での仕事が早い。
火をおこす。
持ってきたのは、七輪バケツだ。
安いし、陶器製の七輪より全然軽いし、洗いやすいのでオススメ。
七輪は火力調節できる窓が付いてるけど、このバケツには下の側面に穴は空いてるが調節窓は付いてない。
なので、火力調整は炭の量と網までの距離でやるしかない。
庭とか駐車場があれば、気軽に自宅で炭火焼きが出来る。
暑い夏のある夜、ガレージにこの七輪バケツが眠っているのを発見し、狭い庭で無理矢理サンマなんか焼いてみた。
災害や震災で被災した時の為にストックしてたのかな。
遠赤外線効果でとても美味しい。
木炭並べて、下に着火剤置いて火をつけるだけ。
なんだけど、なかなか火力が上がらない。
湿気ちゃったか?
「炭を熾す(おこす)」と言うが、ある程度温度が上がり、バッと炎が出て、それが収まってから全体がプスプスと小康状態で燃え続ける状態になるまで食材は置けない。
直火になってしまう。
そういや、うちわ持ってくるの忘れたわ。
その辺に落ちてた平らなゴミを使ってひたすら扇ぐ。
思い切り息を吹きかけて炭のやる気をおこす。
炭熾しは友達に任せた。
僕は釣った魚の処理をしよう。
魚の下処理
渓流で釣った魚は、帰る前に川で掃除をしておく。
夏場は特にだが、内蔵やエラからすぐに痛み始める。
暑い時に保冷剤が足りてないと、あばら骨が剥がれてきちゃったりする。
持って帰る前に、川できれいに内蔵と血合いを、こだわるならエラを取って掃除しておくのだ。
僕はエラまでは取らないけど。
流れの緩やかな、足場のしっかりした場所でやろう。
まず、魚のお尻の穴からナイフを入れて腹を割く。
ナイフの刃側が自分の方を向かないように外に向かって。
内蔵を指で引きちぎって掻き出す。
きれいに出せたら、背骨に沿って赤黒い血合いがあるのが見えるはず。
それを親指の爪を使って削ぎ落とす。
身を傷つけないように丁寧に。
血合いが残ってると痛みやすいのでしっかりと取る。
きれいになった。
持ち帰るなら、これでOK。
ビニール袋に入れて、保冷剤を抱かせてクーラーBOXに入れてお持ち帰り。
今回はすぐに焼くので、ヌメりと、あまり気にしなくて良いが一応ウロコを落とすつもりでナイフで表面を軽くこすっておいた。
炭の準備が出来るまでちょっと休憩。
登山用のバーナーで湯を沸かし、インスタントコーヒーを作って一息つく。
準備はOK。焼くぞ!
そろそろ炭が良い感じになったので、魚に塩を振って網に乗せる。
焼けたらひっくり返して裏面も。
良い感じ。
僕はこれまでいっぱい食べてきたので一口だけ頂いて、友達に食べてもらう。
相当美味しかった様だ。
もっと食べたい?
来年がんばって釣って下さい。
お肉も焼いていく。
僕は、鶏もも肉を味噌漬けにしたものと、豚スペアリブをにんにく・しょうが・酒・醤油・スタミナ源タレを混ぜたタレに漬けたものを用意。
友達はなんと、タンドリーチキンを持ってきた!
うまい!!
肉を焼きつつ、バーナーで味噌汁も作った。
具はネギのみ。
釣れたヤマメをぶつ切りにして入れて、漁師汁風にしてみようと企んでたけど、味噌汁分までは釣れなかった。
でも、シンプルだけど出汁を効かせたのでうまいぞ。
疲れた体に染み渡る。
自然の中で飲むコーラも格別ですな。
お腹もいっぱいになったし、日も暮れてきちゃったので、さっさとお片付け。
洗剤はもちろん使わず、食材は油もひかずに自然由来なものだけなので、川で濯がせてもらう。
ちゃんと洗うのは家に帰ってからやればいい。
火の始末もして、ゴミを残さないように荷物をまとめて撤収。
帰りは日帰り温泉に寄って疲れを癒やす。
芭蕉 月待ちの湯
この辺りには他に日帰り温泉が無いので、とても人気で、地元の人も通うため混んでる時が多いんだけど、この日はなぜか空いていて、露天風呂がずっと貸切状態だった。
いい湯でした。
中央道を走って友達を送り届けて帰宅。
日帰りは流石に堪えますなぁ。
車の買い替え期間だったので、親父の車を借りて行ったのだが、座ったままでの仮眠は僕にはなかなか難しい。
今後はモビリオスパイクで行くからきっと快適に寝れるはず。
来シーズンは新しい川も開拓したいな。
行ったことのない遠いところまで、車中泊しながら釣り歩くのもいいじゃない。
渓流釣りを始めたい人もチラホラいるので、連れて行ってあげよう。
一人だとBBQまではやる気がしないけど、自然の中でみんなで釣った魚を焼いて食べれば格別に楽しい。
始めてみませんか?渓流釣り。
ではまた。RTB。
ちゃたけ