シーズンラストの渓流釣り&河原BBQ@山梨・真木川 【釣り編】

こんにちは、ちゃたけです。

9月の終わり、同級生から久しぶりに連絡があり、遅い夏休みを取るから釣りにでも連れて行ってくれと。
この同級生、小学校3年生〜高校3年生まで一緒だった。
小学校5・6年生の時だけ隣のクラスだったけど、それ以外は、クラスもず〜っと一緒。
さすがにすごいと思う。

海と山、どっちがいいの?と聞けば、山と。
ちなみに彼は釣りは初めて。

おぉ、ギリギリですよ。
あと3日もしたら禁漁に入っちゃう。
僕も結局、今シーズン1度しか渓流に行ってなかったから後悔が少し残ってた。
じゃあ渓流行きますか。

渓流釣りは地域によって差はあるみたいだが、ほとんどの地域が、10月1日〜2月末日までは禁漁。
釣っちゃダメ。おあずけ。

それで慌ててエサのイクラを調達していたのだ。

どうも、お料理大好き ちゃたけです。レッツクッキング!釣り餌の塩イクラが売ってなかったから、生筋子から美味しい塩イクラを手作りするよ。
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山梨県真木川でラスト釣行

渓流釣りって、川の名前や場所を公表するのは、わりとタブーらしい。
荒れて欲しくないし、ライバルが増えて欲しくないからだろう。
でもこの川は超有名な渓流釣りではメジャーな川なので、僕が隠したって意味無いので気にしない。
林道止めからさらに数時間歩いて登っていくような源流域で天然イワナとか目指す人達は、とっておきの場所と自然を守ろうとする。
それは正しいと思う。
それにそんなとこは素人には危険だから、初心者が安易に来るのを防げるしね。

子供の頃から、親父とホームグラウンドにしている川は、もうちょっと手前の上野原市を流れる桂川水系・鶴川だったんだけど、ここ3年くらいは、同じ桂川水系のこの真木川に通っている。
単純に鶴川に飽きちゃっただけ。
真木川はかなり急勾配なのでスペクタクルな流れで、堰堤も多いので、あまり長い区間を一度に攻められないからまだまだ知らない部分が多い。

出発

装備整えて、忘れないようにイクラ持って、都内の友人宅へお迎え。
中央道に乗り、談合坂SAでちょっと休憩。
早く出過ぎちゃって、川に着いてもしばらく真っ暗なので時間調整。

ミニすた丼食べる。
さっき来る時に牛丼食べたばっかなんだけど、釣られた。

?!

我慢我慢。。。

大月インターで降りたら川近くのラストコンビニのセブンイレブンへ。
釣りの後にBBQする予定なので、足りない物や飲み物、そして遊漁券(入漁券)を忘れずに買っておく。

自然の河川でも各地域に漁協があり、管理や稚魚の放流等をしているので、釣りをする場合はチケットを買って見えるところに携帯しておくのだ。
桂川漁協の場合は、アユ以外(ヤマメ・イワナ他)で、
1日券 前売り¥800、現場売り¥1,200
一日遊ばせてもらって¥800ならお安いもの。

いつもの場所に車を停めて日の出を待つ。
知らない川や初めての場所だと、道から川に降りれるか不明なので、勝手知ったる場所にした。

少し明るくなったら装備を整えて、エサ箱に移したイクラには片栗粉をまぶして、忘れ物チェックしたら川へGO。

足元に気をつけて降りていく。
バカ長というフェルト底の腰まである長靴を履いている漁師スタイル。
濡れた石には滑りにくいが、落ち葉等では逆に滑りやすいので注意。
なんてことを、一つ一つ友達に説明しながら、初心者を連れている分いつもより安全確認を厳重にしながら気を引き締めて川へ。

水量はちょうど良い感じだ。
仕掛けは作ってあげてるけど、竿の振り方、仕掛けの流し方、アタリの合わせ方、釣れそうなポイント、投入ポイントと狙う流れのラインと自分の位置取り。
色々レクチャーしつつ、いっぱい竿を振って体で覚えてもらう。

ちょっとずつ様になってきた。
良い感じだぞ。
スポーツ万能で頭も良い奴なので飲み込みは早い。

この落ち込みで毎回必ず釣れてたんだけど、、、
全然アタリがない。
5月頃に来た時は20cmちょっとの型揃いがいっぱい釣れた。
その直前に放流されてただけかもしれないけど。
今日はさっぱりだ。

おかしいぞと思い、彼を安全圏に残し自主練しといてもらって、滝になっているため上へは登れないので下流を偵察に行ってみる。

かなり危険な流れを渡ったり高巻きしつつ行けるとこまで行って竿を出すも、アタリ無し。
それにしても、綺麗だなぁ。

戻って、ここで釣れなきゃ厳しいなぁと思いながら、二人でメインの落ち込みをしつこく攻める。

ククッ

アタリあり。
もう明らかに小さそうなアタリだけど、すかさず合わせると釣れた。

おチビちゃん。
かわいいじゃねえかぁ。

写真だけサッと撮って弱らないうちにリリース。
15cm以下の魚はリリースしないといけない。
これは渓流釣りのルール。

その後もおチビちゃんばかり続く。
せっかく初めて来たんだし、彼にも釣って欲しいし、焼いて食べて欲しい。

ここから先は行けないと思っていたので、行ったことが無かったが、道に戻ってエサを補充してから、歩いて上流へお散歩することにした。
どっかから川に降りれるかもしれない。

一定の区間おきに、大きな堰堤が見える。
そして、堰堤ごとにそこに通じる脇道のスロープがあるじゃないか。
大きな石で通行止めにしてるから車は入れないけど、人は行けそうだ。
なんだ、降りれんじゃん。
いつも車で通り過ぎてたよ。

上流目指して歩いてる間に、車を停めて準備している釣りに来ていたおじさんに出会ったので、挨拶して情報交換する。
彼はずっと上流で釣ってたけど、さっぱり釣れなくて降りてきたらしい。
どこも一緒か。

おじさんから距離を取るためだいぶ登ったとこで川に降りてみた。
渓流釣りのマナーとして、先行者に出会ったら追い抜いてはいけない。
先行者が登ってるなら、自分は下ったり。
もし追い抜くなら、出来れば声をかけてから、その人に影響のないくらいの距離を一気に稼いでから追いつかれないように釣る。
他人が釣った後をいくら頑張って釣っても、もはや魚が警戒していて釣れないから、気を遣い合ってみんなが気持ちよく楽しめるように心がける。

堰堤と堰堤の間なので、あまり釣果は期待は出来ないけど、渓相は美しい。
堰堤に、魚が登れそうな魚道も併設されてるようには見えないので、上流から落ちてきたやつしか居無さそうだ。

同じポイントで二人で竿を出すのは意味が無いので、離れて釣る。
すると、友達がついに1匹釣り上げた!
おチビちゃんだったけど、ちゃんとアタリがあって合わせたらしい。
ヤマメだ。
やったね!って親指を立てると、彼は魚を川にリリースした。
え?逃しちゃうの?
遠目に見ていたら15cmギリギリあるかなぁくらいだったので、せっかくの人生初の渓流魚だし、キープして焼いて食べたらいいって思って見てたんだけど、僕が事前に説明していたルールをちゃんと守ったようだ。
えらいね。

場所を移してしばらく釣っていたら、さっきのおじさんがやって来た。
釣り上って追いついたわけでも無さそうだが、姿が見えたからコミュニケーションに来てくれたみたい。
やっぱり全然釣れなかったらしい。
彼はルアーだった。
前回はどうとか、いつもは釣れるんですけどねぇとか、どっから来たの?なんて話していると、友達を指して、「彼も釣りやるの?」と聞かれた。
動きがたどたどしいから違和感があったのかもしれない。

彼は今日が初めての釣りです。
そういえば彼、さっき15cmくらいの小さいヤマメを釣りましたよ。
とおじさんに伝えると、
「おぉ、それは良かったねぇ。
初めてやった釣りで釣れたなら大したもんだ。
逃がしちゃったの?もったいない。せっかくだから食べてみればよかったのに。」
って。
自分の事のように喜んでくれた。
先輩釣り師の親心は皆同じようだ。
コミュニケーションを取れば、釣り人は良い人が多い。

友達は自由に釣っててもらい、なんとか食べれるサイズを釣れないもんかと、あちこち攻めてみた。
こういう時こそ、いかにもじゃない、小場所も丁寧に。
木々が川に被っているので竿を振れる場所も限られるが、仕掛けを短くして竿を短く持ち(折れるからホントはやっちゃダメ)、五感を研ぎ澄まして探る。

ついにやった。
執念で釣り上げた渾身の1匹。
イワナだ。

20cmくらいかな。
これなら食べれるぞ。

昼になり、もう6時間以上釣ってるのでヘトヘトだ。
お腹も空いた。
この辺で、今シーズンの渓流釣りは納竿とする。

友達も、初めての釣りで、チビヤマメ1匹とはいえ釣り上げることが出来た。
それも、人生初の、今日唯一のアタリを一発で仕留めた。
アタリなんて逃したり合わなかったりするのは普通の事なので、一度しか無かったチャンスをものにしたのは大したもんです。

渓流釣りの楽しさを少しは味わえたかな。
続きは来シーズンだな。
体が慣れてきた頃に帰っちゃったりシーズンオフに入っちゃうから、次のシーズンでまた四苦八苦する。
スキーと一緒。

釣れても釣れなくても、大自然の中で竿を振れて緑を愛でるだけでも充分楽しいんだけどね。
でもそれは充分釣った経験のあとのお話。
まずは自分で考えて仕掛け作って、作戦立てて、自然と対話しながら駆け引きして、思った通りに釣り上げる。
これを納得いくまで楽しんでからだね。

さぁ、ご飯にしよう。
早くしないと日が暮れちゃうよ。

BBQ編は次の記事で。
ではでは。RTB。

ちゃたけ

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