車中泊快適化計画 簡単便利な多機能自作ラゲッジシェルフ

ちゃたけです。

最近、寝違えたように左肩が痛くて首が回りません。
首が寝違えてるわけじゃないんだけどな。
肩こりが限界を迎えているのか。

さて、モビリオスパイクの車中泊快適化計画の初っ端にして目玉商品。
わりと大型アイテムの、ラゲッジシェルフを作っちゃいます。
作るったって不器用なので、ノコギリとかネジとかは使わない。
既製品をうまく活用してなるべくお財布に優しく作るよ。

ラゲッジシェルフってなあに?

ラゲッジシェルフとは、車の後部の荷室の蓋の部分。
セダンとかミニバンだと無いかな。
ハッチバックやステーションワゴンにお乗りなら、トランク開けた時にある天板がそれです。
上にちょっと物を乗せられる棚になってたりもします。
荷物の目隠しとしての役割がメインかな。

モビリオスパイクもミニバンの類なので、そんなものはありません。
でも、オプションの純正アクセサリーには用意されている。
¥18,900(税込)
結構お高い。
もはや古い車なので、新品で手に入るんだろうか?
しかも、耐荷重が5kgと心もとないし、受け皿の様な凹んだ形なので、乗せられるものも使用用途もかなり限定されそう。

よし、純正のより便利なのをお安く作っちゃおう。

後部収納スペース

モビリオスパイクの最高部、ラゲッジルームの両端には、こんな収納棚がある。
後部タイヤ室のデッドスペースを逆に便利にしちゃった賢いデザイン。
上部トレーの縁にはフックも付いてる。
自転車等の大型荷物を固定する時にロープを掛けられて便利そう。

パカっと開いて、中にも小物を収納出来る。
この収納は僕の車のグレードでは、右側(運転席側)だけにある。
他のグレードには両方に収納があるけど僕の車の左側は蓋で塞がれている。
何が入ってるんだろう?とこじ開けてみたら、電動スライドドアのモーター部分だった。
なるほど。

グレードによって装備は違うが、壁にもこんな収納スペースがある。

右のスライドシャッターの方は、バーが付いているので、釣りや登山で使うグローブなんかの小物を洗って干す時に吊り下げておけたり。
カーゴスペース用のライトもある。
このライト、すごく助かる。
左の透明ドアの方の収納は、雑誌なんか入れとくとオシャレかな?

今のところ、何を入れたら良いか思いついてないけれど、アウトドアや車中泊を意識したデザインなんじゃなかろうか。

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簡単便利 多機能ラゲッジシェルフを作ろう

モビリオスパイクは大きな箱のような形で、空間が広くとても天井が高い。
後部カーゴスペースもそのまま天井が高いので、高さを活かすべく活躍するのがラゲッジシェルフなのだが、ただの棚だけじゃなく、せっかくDIYするなら多機能にしたい。

これが後部ラゲッジスペース。
左右の収納部分のトレーより上を有効活用したい。

使えるスペースは、
幅 約120cm
奥行き 約60cm

ただ板を買ってきて渡すだけでも棚にはなるんだけど、もうひと工夫。
そこで買ってきたのが、

これ。

キャンパーズコレクション
フォールディングテーブル YAT-1260
¥3,286

同じサイズのキャンピングテーブルはいっぱいあったんだけど、カスタマーレビューを参考に、値段も安かったのでこれにしてみた。
重量は5kg。
だいたいどの商品もそんなもん。
耐荷重は40kgと充分で、そんなに乗せることは無い。
天板は耐熱・耐滴加工。
コンロやアウトドア用のクッキングバーナーを使っての料理も安心。

天板が金網タイプの真っ黒いテーブルもあって、かっこいいなとは思ったが、走っている時の振動でガシャガシャうるさいんじゃないかと想像してやめておいた。

自分で作ってないじゃん?

ええ。
自分で作れないもんかとホームセンターで悩んだけど、収納可能な足まで作れる気がしなかったし、買った方が安そうだったんだもん。

大丈夫、これからちゃんとDIYするから。

収納時は二つ折り。
開くと、足が中にきれいに収まってる。

そのまま足を開けば、高さ 37.5cmのローテーブルに。

付属の足を追加で挿せば、高さ 70cmの通常のテーブルに。

120cm×60cmもあるので、4人くらいで食事するにも充分な大きさ。
一人で使うには大きすぎるけどね。
でも、お料理するスペースと食べるスペース。
広い方がきっと良いだろう。

さて、これを左右のタイヤ室収納部分の上のトレーに乗せて渡すんだけど、そのまま置くと滑るだろう。
トレー側の表面は、強力な接着力の両面テープやマジックテープですら跳ね返す、あの憎っくきザラザラ加工だ。
走行中に動いちゃ危険だ。
持ってみると思いのほか軽いなとは思ったが、擦れて車側に傷が付いてしまう。

クッション兼滑り止めとして、間に何か敷かないと。
何度もホームセンターに行く度に素材を物色。
ゴムマットは滑らなそうだが、硬すぎるので惜しい。
スポンジは柔らかすぎて沈みすぎる。

ウレタンがクッション性と滑らなさがちょうど良さそうだ。
欲しいのは、
長さ 60cm × 幅 10cm × 厚み10mm
だが既製品で売っているのは厚みが5mm or 10mmの30cm×30cmの正方形の板。
これをつなぎ合わせるのは面倒だし、美しくない。
量り売りのロールも見つけたが、
幅 10cm ビンゴ!
長さ 自由!
厚み 5mm 惜しい!

厚み10mmの商品は残念ながら売ってない。
惜しい、実に惜しい。

…!

2枚重ねれば10mmになるじゃん。
と思いついたので、3m分お買上げ。

ゴム用のボンドで張り合わせよう。

ちょっと余裕を持って、カッターで61cmの長さにカット。

ボンドを塗って2枚を貼り合わせ、上から定規等で体重を均等にかけて隙間をなるべく無くしていく。

車に持っていき、置いてみてサイズ確認。
良し。

テーブルを置いてみる。

ぴったんこ!!

良い感じ。
クッション性は申し分無さそう。
ただ、車との接触部分、テーブルとの接触部分共に、滑り止め性能が若干足りない気がする。
坂道等で、テーブルごとズルっと動くかもしれない。

安心して使えるように、もうひと工夫しよう。

テーブルを置いたので、ここを作業場とする!
大きな滑り止めマットをウレタンと同じ大きさにカットしていく。

2枚のウレタンの両面に貼るので、計4枚カットする。

ウレタン側に両面テープを貼って、滑り止めマットをきれいに貼り付ければ、滑らないクッションの完成。

大量の蚊に襲われて刺されまくり。
耳たぶまで刺された。。。
蚊取り線香を炊いて作業続行。

さぁ、置いてみよう。

良い感じじゃないかぁ。
さっきより全然滑らなくなった。
これで坂道も振動も心配なし!

余った滑り止めマットを上に敷いておけば、乗せたものも滑らない。

滑り止めマットは、LIVEマニピュレーターのお仕事で機材セットを組む時、落ちたり動いたらマズいノートPCや外付けHDD等を、ラックの上に置く時に敷いていたのでとても信頼している。
綺麗とは言えないラックに直に置くのも嫌だし、傷がつく。
クッション性もありつつ滑らないので、安心。
フェスなんかだと、ライザーと呼ばれる車輪付きの引き枠に機材を乗せたまま、セットチェンジの際に短時間で急いで動かす事がある。
暗いステージ袖で、ケーブルに誤って足を引っ掛けちゃう人もいるかもしれない。
そういう時に備えて、機材が動かないように対策しておくのは非常に大事。

ご家庭での地震対策にも良いだろう。
棚やタンスの上に滑り止めマットを敷いてから物を置けば、落ちてくるのをある程度防止できる。


よし、テーブルにもなる多機能自作ラゲッジシェルフは完成だ。
座席と高さが同じになったので、後方視界も全く影響なし。

走行中は、あまり物を乗せないでおく。
かさ張らない軽いもの、転がらないものならOK。

大きな荷物を運ぶ時に邪魔なら外しちゃえばいい。

キャンプ地に着いたら、降ろしてパッと広げてテーブルに。
折り畳めて取っ手も付いてるから持ち運びも楽ちん。

車中泊モードで寝る時は、邪魔な荷物を乗せちゃえば、床は広々使えるようになる。

便利そうじゃないかぁ。

完全自作ってなるとハードルが上がってなかなか難しいけど、既製品や素材にちょっと手を加えるだけでも、本来の用途以上に使い勝手が広がるから楽しいね。
アイディアや作戦を考えてる時が一番楽しいのかも。
ホームセンターでよく知らないものまで隅々まで見て歩き、これ使えばできる!って閃いた時がすごく気持ちいい。

まだまだ、快適化に向けて買ったけど封を開けてないグッズが色々ある。
そのまま使うものも多いけど、手を加えなきゃなのもあるので、やらないと。

ではまた。RTB。

ちゃたけ