【西伊豆釣り旅2019 #1】梅雨の西伊豆でショアジギング&エギング

ちゃたけです。

またずいぶんと久しぶりの更新になってしまった。

まだ梅雨が明けませんね。
毎日毎日、よくもまぁ降ること。
そりゃ農作物も育ちませんよ。
コンビニでお気に入りのフルーツグミがさっぱり見当たらなくなっちゃって悲しい;;
日照不足だな?

雨は嫌だけど、例年に比べてめちゃくちゃ涼しいのは助かるねぇ。
梅雨明けたらきっとアチアチなんだろうなぁ。
涼しいうちに、今のうちに行っとかなきゃ!ってことで、

7月の頭、梅雨ど真ん中に釣り旅に行ってきました。
場所は西伊豆。
梅雨明けて暑くなっちゃったら、もう車中泊厳しいもの。
涼しい今ならきっとまだセーフ!なはず。
去年の秋口に初めて訪れた戸田の御浜岬がろくに釣れなかったけれど雰囲気が良かったので、今回こそはとリベンジです。

狙いの魚は・・・なんでもいいぞ!
西伊豆は、イナダ・ワラサ、シイラ、カツオなんかの青物やマグロまで狙えちゃうお魚パラダイス!なはず。
ハタやカサゴ等の根魚も、アオリイカも魚影が濃い、はず。
もう春イカシーズンの終わりかけだろうけど、アオリイカも積極的に狙っていこう。
釣れりゃでかい、はず。

きっと、、、なんか釣れる、、、はず。
今年に入ってから、というか、しばらくろくな魚を釣ってないので自信喪失中。
なんでもいいから釣るぞ!釣れて!お願い!

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梅雨の西伊豆でショアジギング&エギング

南房総に通って極寒の中、真っ暗な堤防で夜中から竿を振り続けてもボウズ。
大潮狙ったり、朝・夕マズメに狙いを定めてもボウズ。
じゃあいつ釣れんのよ?
もうね、自信喪失中ですよ。
房総で釣れる気がしないから、せめて期待値が高い、雰囲気だけでも良い西伊豆で釣りが出来ればそれでいい。
潮とか関係ねぇ、マズメなんて知らん!釣れるときは釣れるんだ!
と悟りの境地。
悟りというか、拗ねちゃってるな。
なので、今回は潮もろくに調べてません。
何が釣れるシーズンなのかも調べてません。
天気予報?どーせ雨でしょ。。。

西伊豆へ向けて出発

今回は、海用のショアジギング&エギングタックルの他に、渓流釣りの道具一式も積んでいく。
海メインのつもりだけど、去年の西伊豆釣り旅初日に仁科川渓流での釣りが気持ち良かったので、気分や天候次第では渓流もやるかも?
伊豆は海も素晴らしいけど山も川も素晴らしいのでね、せっかく行ったら渓流もきっと竿を出したくなるよねってことで一応。

深夜0時出発。
目指すは西伊豆、戸田の御浜岬。
ほーら雨降ってきた。

千葉から都内湾岸を抜けて、第一京浜(15号)経由で国道1号に合流してそのまま湘南あたりの海岸沿いに出るいつものルートのつもりで走ってたんだけど、カーナビは北へ行けと言う。
なんでよ!と抗って我道を行ってたつもりだったんだけど、気がつけば16号を北上しててここどこ?状態。
真夜中で暗いけどなんか見覚えある場所に。
右手に見えるのは、、、滑走路!?
厚木基地じゃね?
なんでや!
そのままナビに導かれるまま246号へ。
どうやらナビはとにかく246号に乗せたかったらしい。
結局、御殿場を抜けて沼津市内に入るまで、ずーっと246。
大型トラックとダンプカーだらけなのに、急な勾配の一車線で全然追い越せない辛い。
二度とこのルートで行かねえ!

ナビのせいでめちゃくちゃ遠回りをさせられてやっとこさ沼津市内を抜けて伊豆半島へ。
せっかくこっちから来たのなら、通った事がない海沿いのルートで行ってみるか。
淡島を抜け、西浦から戸田にショートカットする道ではなく、大瀬崎方向の海沿いのルートを進んでみる。

大瀬崎

5時。
かなり高いところを走っている山道から急坂を下って大瀬崎へ。
ここも釣り場として有名なので、どんなとこか見ておこう。
坂を下りきると行き止まりに有料駐車場。

駐車場料金

高くね?

浜から大瀬崎先端方向

どうやら大瀬崎で遊ぶならこの有料駐車場に停めるしかないっぽい。
重い釣り道具持って岬まで歩くってか!遠くね?

その点御浜岬ってすげぇよな?最後までチョコたっぷりだもん。
チョコでなくて、、、先っちょまで無料駐車場たっぷりで釣り場のすぐそばまで車で行けてトイレまであるんだもん。
場所はそんなに変わらんし、やっぱり御浜岬でいいね。
大瀬崎のメリットは、、、夏なら水着ギャルがわんさか居るかも?
居るのかなぁ。。。

井田港

大瀬崎から南下して次のスポット、井田へ。
井田の堤防はかなり魚影が濃いらしく、釣果が期待できるポイントらしい。
事前にGoogle Mapで眺めてたので答え合わせに行ってみる。

井田の集落を抜けて海岸へ。
集落内はお店らしいお店は見当たらず、あるのは民宿くらい。
戸田もたいがいだけど、食事したり何か買ったりは戸田よりも厳しそうだな。

海岸に突き当たるとこちらも有料駐車場。

駐車場料金

トイレあり。
駐車スペースは空き地で、料金は恐らくおじさん徴収制。

大瀬崎に比べたらまだ良心的なお値段。
でも、その点御浜岬ってすげぇよな?最後までチョk…

南方向 海岸はゴロタ浜

井田港堤防

港と言っても、この小さな堤防と、横に船着スロープがあるくらいな小規模な港。
堤防先端が良いポイントだが、既に4人釣り人が居てルアーを投げていた。
先端は4〜5人でいっぱいいっぱいだな。
しばらく眺めてたら、届きそうにない沖で魚がライズ。
ミノーを引いていた一人が30cm位の青物っぽい魚を釣り上げた。
ソーダ?ワカシ?
すぐにポイッと捨ててたので、お目当てじゃなかったらしい。
シイラ狙いかな?

堤防先端が取れるなら期待大だろうけど、今日はもう無理だ。
ゴロタから釣るなら御浜岬でも一緒だし。
ってことで、今日は偵察だけ。

高台からの井田

防風林の右端が堤防部分。
左の森の向こう側に、明神池という大きな池があるのだが角度的に見えなかった。

戸田へ向かう途中、展望スポットがあった。

出会い岬

西伊豆の海岸線の道はかなり高い場所を走るので、こういう展望スポットがあちこちにある。
晴れていれば駿河湾越しに富士山がばっちり見えるんだけどね。。。

駐車場の公衆トイレ

祝日の昼間でもなきゃ人は滅多に来なさそうだし、トイレあるし、夜に車中泊するにはもってこいじゃないか?と思って夜に寝に来てみたけど、トイレの照明が点いておらず、スイッチも見当たらなかったので断念した。
駐車スペースも傾斜してる所が多いので、車中泊には微妙に向かないかな。

出会い岬から目的地の戸田を見下ろす。

戸田湾奥

御浜岬

御浜岬 ゴロタ浜

7時。
家を出て7時間、ようやく御浜岬に到着して釣行開始。

ライフジャケット着てスパイクブーツ履いて、ショアジギングタックルとエギングタックル、タモ、パッカンと水汲みバケツ等の装備を持って外海側のゴロタ浜へ。

<タックル>

ショアジギング
・ロッド
シマノ コルトスナイパーBB S906m 9.6フィート
・リール
シマノ 16 ナスキー C5000XG

・ライン PE 2号
・リーダー カーボナイロン 30lb

エギング
・ロッド
シマノ 18 セフィアBB S89M 8.9フィート
・リール
シマノ 18 セフィアBB C3000SDHHG
・ライン 
PE 0.8号
・リーダー
カーボナイロン 16lb

まずは灯台付近からスタート!

南方向

北(岬先端)方向

どよ〜ん。
雨は降ってないけど、いつ降り出してもおかしくない。
風と波は穏やかなので釣りには問題ない。

この浜は、去年見たTVの釣り番組で、メタルジグでワラサやカツオ、さらにはマグロまでを釣り上げていた場所。
それを見て憧れて、去年の秋口に来て惨敗したのだ。
今回は、時期的には番組で釣ってた時期とそう違わないはず。

波打ち際に立ち、40gの重めのジグを投げたり、前回館山のタチウオ釣り(釣れてない)の勢いで買ったミノーをあれこれ投げたり、いろいろ探るも音沙汰なし。
全然釣れる気しない。。。
去年は目の前でナブラが起きて、タイミングが合わず投げれなかったもののテンションは上がったんだけど、今日はナブラどころかベイトの姿も見えず、生命反応が無い。
たまに単発で3~40cmくらいの何かが跳ねるくらい。

岬先端方向へ移動。
先端手前にはテトラ帯がある。

四角いテトラ

数人の作業員さんが整備のため、重機で作業していた。
テトラは重機でテトリスしたのはわかるけど、転がってる大きなゴロゴロの石たちも重機で配置してたのね。

足場の高いテトラの上からエギでアオリイカを狙ってみるも音沙汰なし。
ここも大型アオリの実績あるポイントらしいんだけどね。
足場の良い場所で転々と釣りしながら岬の先端を回って反対側の湾内の堤防へ。

御浜岬 堤防

御浜岬湾内側には砂浜と、3本の堤防がある。
水深が深く釣りやすいのは湾入り口の堤防。

岬の先端にある諸口神社の鳥居

諸口神社の創建は不詳らしいが、再建が1402年。
航海の安全と大漁を祈願した戸田漁業の歴史ある守護神。

大漁祈願なんて高望みはしないので、釣行の安全と、せめて1匹でもなんか面白いの釣れないかなぁなんて若干の下衆心を持って、神社にご挨拶してお賽銭を投げ入れて手を合わせてきた。
ついに神頼みまで始めたよ。

雨が小降りに降ったり止んだり。
カッパ着てるから多少の雨は大丈夫だけど、サウナスーツ状態で汗がやばい。

ニャンかいる!?

神社周辺は地域猫いっぱいなのだ。

堤防で竿を出す。
墨跡は無いけれどアオリイカのポイント、なはず。
海が荒れた後なのか、岸近くには海藻がいっぱい漂ってる。
海藻がアオリイカの産卵床となるので藻があるところは期待できる。

堤防から少し先の沖は急深になっていて、水深20m以上あるかも?
エギしゃくったり、ジグやらミノー投げてみたり、飽きないようにあれこれ試していると、目の前に漂ってくるイカみたいな形をした藻が・・・

藻・・・イカじゃね?

慌ててエギを投げるも反応は無くどっか行っちゃった。
しばらくすると、またイカ型の茶色いのがユラユラと漂ってきた。
でかい。

イカじゃね??

デカくね!?!?

イカだとしたら1.5kgくらいありそうだぞ。
絶対食わないんだろうなぁ…
エギを投げ続け誘いまくる。

見えなくなっちゃった。。。

イカの形した藻か、藻のように漂うイカか

偏光グラス越しでもよくわからん。
多分きっとアオリイカだったに違いないめいびー。

急に突風が吹き始め、雨脚が強くなってきた。
いいところだったのに!

一時退避。
荷物をまとめて神社の御神木の下で雨宿りさせてもらう。
雨が弱まるのを待って堤防へ戻ると釣り人の集団に場所を取られてしまっていた。
しょうがないからゴロタ浜へと戻りテトラ帯でもう一度竿を出してみるもやっぱり全くアタリなし。
魚っ気ないなぁ。

日が暮れると堤防も浜も真っ暗だし、体力を使いすぎても明日からがしんどいので、今日はこのへんでやめとこう。
17時納竿。


戸田 御浜岬
7時〜17時

釣果 ゼロ
アタリ ゼロ

ボウズ!
お賽銭が足りなかったかな?

晩ご飯を求めて土肥へ 突然の山菜採り

前回来た経験から、戸田に飲食店が少ないのは知っていた。
観光客向けの海鮮磯料理屋はいろいろあるんだけど、夕方を過ぎるとそれすらやってないかも。
おそらく夜開いてるのは居酒屋が少しあるかどうか。
居酒屋はお酒飲めないし入りづらい。
戸田で夜ご飯を食べるのは端から諦めていたので、迷わず隣町の土肥を目指す。
前回の釣り旅の初日、釣り終わりが遅くなっちゃって晩ご飯抜きになりそうなピンチを救ってくれた台湾中華のお店がやってるはず。

隣町とはいえ、めっちゃ遠い。
直線距離は大したことないんだけど、峠越えのような山道をうねうね行くので16km・30分はかかる。
美味しい晩ご飯の為ならしょうがない。

山道を登ると雲の中、前が見えない。

対向車に気をつけて運転していると、本能の狩猟センサーが反応。

ガードレールの外の茂みにわらび発見。

わらびは地下茎で繋がっているので、1本見つければ周りに群生している。
わらび好きなのよね。
食べるのがというよりは、採るのが。
子供の頃よく行っていた越後湯沢で野原でいっぱい摘んで以来、大人になってからも春に渓流釣りしてるとわらびとか山菜無いかなぁってキョロキョロ探してる。

だいぶ長けちゃってたけど、しゃがんで地面をよく見るとまだ出たばかりの新芽が結構見つかるもの。
夢中で探し回ったけど離れた場所では見つからず、この一箇所にしか生えてなかった。

近い場所に、見た目はわらびそっくりなんだけどどうも微妙に違うやつが群生していて、そちらも摘んではみたものの、食べれるかどうかわからず、持って帰ってきたが食べてない。

左:わらび(本物)
右:謎わらび(?)

謎わらびは見慣れた本物に比べて明るい緑色で、表面には産毛がびっしり生えていた。
大きくなった葉も違いは色が明るいくらいで、枝分かれの仕方もわらびっぽいんだけど、なんか違うよなぁと違和感。
確信が持てない知らない山菜や野草は食べるべからず。

全く魚釣れなかったけど手ぶらでは帰らないぞ。

道草を食ってしまった。
いや、食べたのは後日だけど。

すっかり暗くなっちゃったので急ぎ足で土肥へ。
土肥には、大好きな地元スーパー「フードストア Aoki」が有ったんだけど閉店してしまっていた。
房総でいうところのスーパーODOYAみたいな、地魚が豊富だったり、オリジナルの和菓子があったりで楽しかったんだけど、近隣にマックスバリューが新たに出来て競争に負けてしまったのか、悲しい。
マックスバリューで氷と明日の釣り用の食料を買い出しして中華屋へ。

土肥で晩ご飯 爆盛台湾中華

前回の旅で空腹のピンチを救ってくれた龍華さんへ再び。

龍華 土肥店

郊外でよく見かけるいわゆる爆盛台湾中華店。
メニュー見てもThe ジャパニーズ中華って感じで、どの辺が台湾要素なのかは謎だ。
うちの近所にもこういうお店出来ないかなぁ。

西伊豆の小さな街には宿泊施設はいっぱいあるけれど、ファーストフードチェーン店なんてものは無いので、こういう気軽に寄れてサクッとお腹いっぱいになれてしかも美味しいお店はうれしい。
年中無休で深夜24時までやってるので、釣り人にも助かる。
観光で来てたら新鮮な魚介を楽しむんだけど、釣りで来てると中華とかラーメンの方がありがたいのよね。

定食メニュー

どれ選んでもリーズナブルでボリューム満点。
メニュー構成と値段設定がガバガバな気がするけどそこがまた良い。
ニラレバ炒めが食べたかったんだけど、台湾ラーメンがどうしても外せないなと思って選んだのは、

八宝菜定食 ¥980

注文して3分もかからず出てきた中華タイムアタック。
さっと炒めた野菜シャキシャキの八宝菜は、エビやイカもゴロゴロ入ってて、とろっとしたあんでご飯がすすむ。
台湾ラーメンはにんにくが効いていて疲れた体に染みる。
辛いけどうまい!

お腹いっぱい!ごちそうさまでした。
一日中さんざん釣りして疲れた後にこういう温かいボリュームたっぷりな物を食べれると、心も体もだいぶ回復できる気がする。
コンビニのおにぎりやサンドイッチじゃ元気出ないもの。

お腹いっぱいになって満足したら今度はお風呂!
本日のキャンプ地を目指します。

本日のキャンプ地 道の駅 くるら戸田

本日のキャンプ地は、前回の旅でもさんざんお世話になった道の駅、くるら戸田。
うねうねの山道を30分かけてまた戻ります。。。

道の駅 くるら戸田

ここを本日のキャンプ地とする!

¥500で入れる温泉付きの道の駅。
露天風呂もあるのがうれしい。

もう遅い時間だったので、お風呂は貸切状態で露天風呂独り占め。
全身猫舌の身にはお湯が熱い!
日焼けしたとこが痛い!
露天風呂はぬるい湯にダラダラとじっくり入るのが好きなんだけどな。

この道の駅は車中泊する旅人に人気で、夜中でも停まってる車は多い。
寝床を作るための車内の荷物大移動も、静かにそっと気をつけてやる。

明日は体力回復次第だが、今日と同じく御浜岬で釣るつもり。
飽きっぽいからあちこち行きたくなるけれど、同じ場所で二日も釣ってりゃ、釣れても釣れなくても何かしら発見なり気づきがあるだろう。
目覚ましはかけない。
朝マズメなんて知らない。

戸田で一泊!

おやすみなさい。

次回予告、
「ナブラ発見!撃てぇええええええええ!!!」

ではまた。RTB。

ちゃたけ