自分で作っちゃえ!簡単手作り【 塩イクラ】

どうも、お料理大好き ちゃたけです。

レッツクッキング!
と見せかけて、ほんとは、釣りエサのお話。
でも美味しく食べれるのでお料理の話でもあるのだ。

塩イクラが売ってない

先月末、9月の終わり、同級生に誘われて今シーズン終了ギリギリ駆け込みでの渓流釣りに行くことになった。
エサ、買わなきゃ。

僕は渓流釣りの餌にイクラを使っている。
イクラには、塩イクラと醤油イクラの二種類がある。
圧倒的に醤油イクラの方ばかり見かけるが。
もちろん味が違うが、みんな意識して選んで買ってるんだろうか?

釣り餌には塩イクラが向いている。
皮がある程度硬いし水分が抜けているから、釣り針につけた時に具合が良い。
醤油イクラだと、皮が薄過ぎたり中の汁がパンパンで、針に刺しただけで潰れたり、すぐに針から外れちゃったりする。
塩イクラを保冷剤を入れたクーラーBoxで渓流へ持って行き、エサ箱に移す際に、片栗粉をたっぷりまぶして使うのだ。

塩イクラは近所のイオンで買っている。
だいたいいつも売ってる。
釣具屋にも餌用のイクラが売ってるが、スーパーの食用の方が良い。
“塩イクラ”って書かれたプラスチックのパッケージで¥598。
1回釣りに行くにはちょうど良い量。

買いに行ってみたら、いつもの棚に、無い。
マジか・・・
あるのは全部醤油イクラだけ。
しょうがない、駅の反対側のイオンに行ってみるか。

やっぱり売ってない。
原付きバイクで、思いつく限りのスーパーというスーパーを目指して走り回る。

さんざん走って、6~7軒探したけどほんとにどこにも売ってない。
困った。

恐らく、どこに行っても売ってなさそうだ。
シーズンとか旬とかあるんだろうか?

最後に寄ったスーパーに、塩イクラは売ってなかったが、北海道産の生筋子が売っていた。
似て非なるもの。
でも、イクラの元はこれだ。
これを自分で塩イクラにすればいいんじゃないの?
・・・出来んのか?

やるんです。
その場で塩イクラの作り方をサクッと調べ、イケる!と判断。
かなりいいお値段だったが、釣り4回分くらいの餌が作れそうだし、他に選択肢も無いし、今日中に手に入れないと釣りに行けないので買って帰った。

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簡単手作り【 塩イクラ】

これが買ってきた生筋子。
立派だ。

大きめのボウルに約40℃のお湯小さじ1程度の塩を入れ、生筋子投入。
筋子の粒を潰さないように優しく指でほぐす。
お湯で煮えちゃうんじゃないかと不安になるが、この程度の温度なら大丈夫。
お湯に筋子が馴染んでくると、薄皮や筋がどんどん外れてくるので、丁寧にほぐして粒と分けていき、薄皮や筋はどんどん捨てよう。

綺麗にほぐせたらイクラらしくなったぞ。

薄皮や筋を取り除き、イクラの粒をほぐせたら、水を変えながらボウルに浮いた薄皮のカスを流して捨てる。
お米を研ぐ時に水を変える時と同じ要領だ。
ボウルのフチを手のひらで抑えて、カスだけ流して捨てる。
イクラが簡単に一緒に流れていっちゃうので注意。
水をギリギリまで捨てようとしないで、余裕を持って新しい水を足せばいい。
かき回すとカスがどんどん浮いてくるので、綺麗になるまで繰り返す。

綺麗になった。

ザルにあけて水を切る。
水が切れたら、また綺麗なボウルに移す。
さっき使ってたボウルをさっと洗って拭いておけばいい。

漬ける用の塩を振り入れる。

塩の分量は、食用なら筋子の5%を目安に
塩分控えめの甘塩が良ければ少なめにする。
今回の筋子は約230gなので、11~12g。

僕は餌用のイクラを作るので、強い浸透圧で水分を余計に抜いて硬めのイクラを作る狙いで、18gくらいの塩を入れた。
筋子の7~8%くらいか。
食べるとかなり塩辛い。

塩が全体に馴染むように優しくかき混ぜる。
粒を潰さないように。
混ざったら、5分ほど放置。
水が出てくるようなら取り除く。

かなり水が出てきたので、キッチンペーパーで丁寧に吸い取った。
余計な水気が無くなったら、保存容器に移して冷蔵庫へ。

僕は釣り餌として良さそうな分量ずつ4つに分けた。

塩分が馴染むまで半日〜1日冷蔵庫で寝かすと、ねっとりとしてイクラの旨味が凝縮され濃厚になる。
たまに様子を覗いて、水気が出ていたら取り除くといい。
冷蔵庫で寝かしたら食べごろだ。

塩イクラに飽きちゃったら、醤油イクラを作ってみればいい。
鍋で酒を煮切り、醤油と、お好みで出汁を加え、沸騰前に火を止めて冷ます。
水を切ったイクラと合わせて半日〜1日冷蔵庫で寝かすと醤油イクラの出来上がり。
イクラ丼にはこっちの方が合うだろう。

釣り餌として使ってみて

実際、釣りに持って行って餌として使ってみた。
どうだったか。

う〜ん、、、柔らかすぎる。
食べる分にはそっちの方がいいんだけど。
片栗粉をまぶすので、だいぶ水気も飛んで一粒一粒が独立するので見た目はいつものイクラと変わらないんだけど、かなり柔らかくて針に刺すと潰れやすかったり、川に投入するとすぐに外れちゃったりで苦労した。
時間が経てば空気に触れて固くなってはいったし、実際に魚は釣れたんだけど。

後から調べたら、やはりイクラには旬があり、9~10月の秋鮭の旬に採卵したものを塩漬けにして一年中売っているらしい。
この時期のイクラ(筋子)が皮が薄くて柔らかいのだと。

柔らかくて食べると美味しい旬のイクラを餌にしようとした訳だ。
ぐぬぬ。。。
旬だからこそ、新鮮な生筋子が売ってたわけで、硬くなったものなんて恐らく出回らないんだろう。
いつも買ってる塩イクラが良い感じの硬さなのは、旬を外した時期のものってわけではなく、恐らく保存料とか加工にまつわる何かが原因か、長期冷凍保存されていたからか、何か理由があるんだろう。
単純に安物だからなのか?
柔らかい良いものは地元で消費されてるんだろうし、高級品として出回るんだろう。

来シーズン用に冷凍しといたイクラも良い感じに見えるんだけどなぁ。
半年冷凍しておいても柔らかいままなんだろうか。
半年後のお楽しみ。

自分で生筋子から塩イクラを作ってみて、釣りでお世話になっているイクラについて良いお勉強が出来た。
釣り餌用はやっぱりスーパーで買おう。
旬の新鮮な生筋子を見つけたら美味しいイクラ丼を作ってみよう。

それでは。RTB。

ちゃたけ

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