【内房釣り旅 #3 最終回】富浦新港でカマス好釣!おさかな倶楽部の大行列に並んでみた!

ちゃたけです。

内房釣り旅 #3は、仮眠をとったキャンプ地、深夜の大房岬駐車場からスタート。

アオリイカを求めてやってきた内房釣り旅だったけど、、、
ようやく釣れたのは全くノーマークだった細長い美味しいお魚だった。

イカは?イカは釣れたの?
未だ都市伝説のままなのか!?

最終回、行ってみよう!

富浦新港でカマス好釣!おさかな倶楽部の大行列に並んでみた!

大房岬の駐車場にて、深夜1時に起床。
人気のない駐車場でゴソゴソ出発準備を整える。
人気はないんだけど、車はそれなりに停まってる。
どこに行ってるんだろ?車内で寝てんのかな?
もしかして、既に下に降りて釣ってる人が居るのか??
場所が取れなかったらアウトだなぁ。。。

荷物をまとめて南ケイセンへ出発。

南ケイセン

駐車場からは装備を持って山道を下っていく。
森の中の階段状の遊歩道を降りた後、舗装された道をさらに下るんだけど、ほんとに真っ暗。
ライト無しでは進めません。
目指す南ケイセンの釣り場までは、500mくらいだろうか。
スパイクブーツで石畳の階段降りるのがめちゃくちゃ歩きにくいぞ。
下りはまだいいんです。
登りは地獄。
真夏にクーラーボックスとか荷物いっぱい持って行った時はほんとに地獄だった。
10mごとにはぁはぁ息を切らして目眩がして休憩してた。
大房岬で釣る時は、ほんと身軽に行ったほうがいい。
帰りに絶対後悔するから。
でも、気軽に車に戻れないから、ついついあれこれ持って行っちゃうんだよね。

ヘトヘトになって釣り場に到着。

明るい時の南ケイセン

ここはコンクリートのフラットなステージの様な広い堤防だったんだけど、大型台風で破壊されて表面のコンクリートは全て流されてしまったのだ。
昔は安全な足場のファミリー釣り場だったんだけど、今は見る影もない。
基礎の岩盤が剥き出しになっていて、細い突堤だけが唯一残された。
隣には地磯があり、その先は砂浜。
さらに先へ行くと地磯が続くが、切り立った岬なので歩いていくのはかなり困難だ。

街灯は無いが、月明かりに照らされて足元の地形くらいは把握できる。
よし、先行者なし。
足場の良い突堤に入れたぞ。

2時釣り開始。

買ってあった初日とは別の邪道エギを試す。

V1とかV0の違いは、沈降スピードだ。
初日に使ったのはV0で、沈降スピードはとても遅い。
これはV1で、沈降スピードは普通。

キビナゴやイワシをワイヤーでくくりつけて、真っ暗な海へキャスト。
見えねぇ〜
風裏に来たので風の影響はほぼ無いけど、底が取れたかさっぱりわからん。
ラインなんてなんも見えん。

空いてる左手でラインを持って、かすかな違和感だけを頼りに感覚に集中する。
ライトで照らして光らせた色々なエギを試してみるも、根掛かり連発。
グロー部分以外はライト付けないと何も見えない。
夜光グロー仕様のメタルジグも投げてみるが、アタリは無くうっかりするとひたすら根掛かり。
エギもジグもロストしまくりだ。。。

ここは藻場が多く、底は岩礁も多いので、ボトム付近を攻めると高確率で根掛かりしてしまう。
知ってはいたんだけど、藻場がどこにあるのか見えないし、暗すぎて感覚だけではどうにも避けようが無かった。
根掛かりを切ろうと引っ張って、エギングタックルのリーダーが抜けてしまった。
真っ暗闇でのFGノット、ライトがあっても厳し〜。

ショアジギングタックルもリーダーが抜けてしまった。

ポキっ

心折れた。
かなりのエギとジグを失ってしまった。
全く釣りにならん。
表層だけ狙ってればそりゃ根掛かりしないけど、トップでなんか何も出るわきゃないだろうしなぁ。

一時間で撤退。
だめだこりゃ、富浦新港(北ケイセン)に移動しよ。

やっぱここで夜釣りは無謀だったか。。。
フカセなら良いけど、ボトム取る釣りには厳しすぎるな。
片付けてさっき降りてきたばかりの山道を登り返す。

きつい!

最低限とはいえ結局いろいろ持ってきてるので荷物が重い。
何度も立ち止まって休んでは、左右の手の荷物を持ち替えてライトで前を照らして登っていく。

やっとこさ駐車場に戻ったら、ちょうど入れ替わりで降りて行こうとするフカセ釣り師達と会話を交わした。
釣れましたか?って当然聞かれるけど、それ以前の問題でしたよ。。。
くれぐれもお気をつけて〜と送り出して、明るいとこで抜けちゃったショアジギングタックルのリーダーも結び直した。

岬を降りて富浦新港(北ケイセン)へと移動。

富浦新港(北ケイセン)

深夜4時。
真っ暗な堤防には夜釣りの釣り師がズラッと並んでいた。
海面にはケミホタルで光るウキが並んでいる。
こんな時間でも混んでるのかよ!って、日曜日か。

装備を持って堤防を奥までテクテク歩いていくと、先端のテトラ帯の手前が一人分空いていたのでそこに入らせてもらう。
ちょうど入りたかった場所なのでラッキー。

人が多い釣り場では、周りの釣り師が投げ釣りなのかフカセなのかルアーなのか、どんな仕掛けで何を狙ってどこからどこまでの範囲を釣ってるのかを観察して、邪魔にならないようだったら入らせてもらう。

後から来た釣り人はこれを守らないと、ただの割り込みの迷惑者でしかない。
先行者にプレッシャーをかけたり、お祭りなどのトラブルを招く可能性がある間隔しか取れないなら入るべきではない。
正直、そんなマナーやモラルを守れない、というかわかっていない自分勝手な釣り人だらけで嫌になる。。。

先端のテトラからジグを投げていたルアーマンが、70cmくらいの立派なシーバスを釣り上げた。
見事だった。
あれ釣れたら嬉しいだろうなぁ。

とりあえずエギを投げてみるも、どうもイカって雰囲気じゃない。
墨跡も無いし、エギンガーも少ない。
ここはイカは最近釣れてないのかもしれないな。

さっきのシーバスや、昨日見たヒラメに触発されたので、ショアジギングメインで頑張ってみるか。
釣り具屋で買ってきたシリーズ、最後のとっておきは、久しぶりに買ったまともなメタルジグ、

ジャクソン 飛び過ぎダニエル 40g ゼブラグロー

DAISO ¥100ジグばっかり投げてたから、お高いジグ投げるのテンション上がるけど緊張する。
お願いだから根掛かりしないでね。
テールに付いたブレードとトレブルフックがなんとも引っ掛かりそうで不安だ。。。

しばらく音沙汰なしで、いろんなジグ投げたり、たまにエギ投げたりしていたが、

グンっ

重い。
なんか釣れたぞ?引いてこれるから地球じゃないぞ?

メタルジグでメタルジグ釣れた。
ミラクルなとこにがっぽしフッキング。
食べれないけど一応キープな。。。

初日の午後の部の舟藤堤防での釣りから、新たな便利アイテムを導入していた。

折りたたみイス

これが行き着いたタックルBOX無しの省荷物パターンの装備。
これでも多いけど。
ランガンとかいう身軽な荷物量じゃないね。

釣り場までタックルBOX持って来てたらそこに座れるんだけど、パッカンだけの省荷物パターンだと座る場所が無いので、ガレージに眠っていた折りたたみの簡易イスを持ち出してきた。
ずっと立ちっぱなしで釣ってると腰も痛いし、休憩時に座れるのは助かる。

夜明け前のシーバス以来、周りの釣り人も特に目ぼしい釣果が無かったが、6時前くらいからポツポツと港内に向けて釣っていた人達にカマスが釣れ始めていた。
いいなぁ。
外海側のこっちにも釣れないかなぁと飛び過ぎダニエルを投げ続けてたら、

ブルブルブルっ

グッっと合わせると乗った!
大きくないけど、久しぶりにまともな魚かかったな。

カマス

付けてて良かったトレブルフック。
メタルジグでも釣れるんだね。

これは時合い来たか?
メタルジグで釣ってても効率悪そうだなと思ったので、必殺!欲張りセット、ジグサビキに変更。

前回三浦で使った時は全く釣れる気しなかったけど、カマスならどうだ?

来たぁあああああ!
ダブル!!
メタルジグとサビキに両方かかった。
作戦大成功^^

メタルジグで釣ったメタルジグでカマス釣れた。
わらしべ錬金術。

その後もポツポツと。
群れが目の前に回ってきた時しか釣れないので、ポンポンとは数が出ない。

いい加減音沙汰が無くなって誰も釣れなくなったので、10時過ぎに終了。

車に戻ると、波止場で釣れたカマスを捌いてきれいに下処理しているお兄さんがいた。
鮮度を保って持ち帰るのにとても有効な処理だけど、数が多かったり小さい魚だと面倒くさい。
この人は偉いな、良い釣り人だ。

話しかけて釣り情報を交換しつつ、しばらく立ち話をした。
やはり、この港ではアオリイカは近年さっぱり釣れないらしい。
保田や勝山で墨跡がいっぱいあって釣った人にも会ったと言ったら驚いていた。
富浦新港の堤防では、タイミング次第ではショゴ(カンパチの若魚)やイナダなんかの青物も釣れるらしい。
それは魅力的だが、、、やっぱり人気の釣り場の宿命か、人が多すぎてトラブル多いし、マナーやモラルを守れない自分勝手な人が多すぎて気持ちよく釣りができないよね、なんて話をした。
今日なんてまだマシですよ、なんて言ってたが、隙間ないくらい釣り人並んでるけどこれ以上ってどんな状況よ?
館山の自衛隊堤防もそうだけど、人気堤防には少なくとも土日・祝日は近づかない方がいいなぁ。
釣れるとかいう前に、ストレスがやばい。
しばらく人の多い釣り場には近づきたくないな。
そう思っちゃうくらい今日は堤防が酷い状況だった。

内房釣り旅、これにて納竿。
釣れたカマスは氷を抱かせて持ち帰って美味しく頂こう。


富浦 大房岬・南ケイセン

釣果 ゼロ
アタリ無し
根掛かり多発で1時間で撤収。

富浦新港 北ケイセン

釣果 カマス 6匹 (20~25cm)
メタルジグ、ジグサビキ

おさかな倶楽部の大行列に並んでみた!

富浦新港の敷地内には、岩井富浦漁協直営の大人気の食堂がある。

おさかな倶楽部

食べログ

ずいぶん前に一度食べたことがあるが、とても美味しかった記憶がある。
その時は平日の遅い時間だったので空いていて待たずに入れたが、刺し身などかなりのメニューが既に売り切れだった。
それ以来、いつ来ても行列が出来ていて入るのを躊躇っていた。

時刻は10時40分。
開店は11時。
ちょうどいい時間だ、せっかくだから食べて帰ろうかと思ったけど、、、
日曜日。

おさかな倶楽部の駐車場まで行ってみると、開店を待つとんでもない行列が出来ていた。
何人並んでんだ?数え切れん。
座席数は72席分あるらしい。
とても店内は広く、テーブルはいっぱいある。
それでもこれだけ並んでたら第一巡には入れなさそうだなぁ。。。
もうあとは帰るだけだし、どれくらい待ったら食べれるのか検証してみたくなって興味本位で並んでみた。

開店してぞろぞろ客が入っていくが、ちょっと前で満席。
溢れた客は奥の待合室に座ったり、店内で立ったまま待ちぼうけ。
ですよね〜
僕がきっと80人目くらい。
開店時に100人くらいは並んでたか。

人気メニューや入荷が少ないものはどんどん売り切れるので、食べたいもの食べれるかなぁと思いながら40分ほど待ったところで席に案内された。
メニューは店内のボードに書いてある中から選ぶ。
刺し身と煮付けが食べたかったんだが、結構ほとんどのメニューがまだ残っていた。

彩どり定食 ¥1,400

ワラサ カマ煮
ワラサ 竜田揚げ
カマス塩焼き
刺身4種 炙りサワラ、ワラサ、スズキ、ジンタ鯵
ご飯、味噌汁、小鉢、漬物

豪華!
ご飯も丼だし、ものすごい量だ。
サワラはとっても身が柔らかいんだね。
とても分厚い刺し身だった。
釣ったのにカマスの塩焼き食べちゃったな。

大満足。腹いっぱい。
少食の人は食べきれないだろう。

こんなお得で豪華で新鮮な定食や丼物のメニューがいっぱいあって目移りする。
さすが漁協直営。
土日・祝日に行くなら、開店30~40分前には並んで一巡目を狙うのが良いだろう。
15時までやってるが売り切れ次第終了だし、人気のメニューからどんどん品切れになるので早めに行ったほうが食べたいものを選んで食べれる。

ここはオススメです。
並ぶ価値あり!

帰り道、保田のスーパーODOYAに再び寄ってみた。

アオリイカ売ってる!

姿売りなんて初めて見た。
安い!のか?
エギ1本より安いでなイカ。
けど、、、買ったら負けだ。
いつか自分で釣るんだ!
まだ諦めないぞ!

カマスの天ぷら

帰宅後、釣り道具を片付けたらなるべく新鮮なうちに魚を処理する。
今回の全釣果、

カマス 6匹

おさかな倶楽部でお腹いっぱいだし、疲れきっていて今日は食べれそうにないので、ウロコ取って内臓出してエラ取って、キッチンペーパーに包んで冷蔵庫に保管。

釣った時は塩焼きにするつもりだったけど、おさかな倶楽部で塩焼き食べちゃったし、天ぷらにしようか。

翌日、

背開きにして衣つけて

カマスの天ぷら

せっかくだから頭と骨で出汁を取ってシンプルに、
カマスのお味噌汁

美味しかった!
天ぷらは、衣サクサクで中フワフワ。
小さいけどなかなか身に厚みもあって、甘くてホクホク。
キス天よりは淡白な味だけど、大きくて食べごたえあるし甘みもあってとてもいい。
釣った時は小さいし持って帰るのもどうかと思ったけど、一匹ずつ天ぷらにするならちょうどいい大きさじゃん。
もっと釣ってくればよかった。
いや、釣れるなら釣ってるさ。。。

味噌汁はしっかり出汁が出てるけどあっさりしてて飲みやすい。
骨入れると食べるの面倒くさいからザル越しに出汁取ったけど、食べやすくて正解だったな。

ごちそうさまでした。


三日間の内房釣り旅、終了。

総走行距離 220km

伊豆に比べたら可愛いもんだな。
内房であっちこっちウロウロしても近いからたいした距離じゃないね。
伊豆だと行くまでが遠いし、ちょっと隣町行くのに山越えたりして大変だもの。

全く狙ってなかったけど、カマスが釣れて良かった。
また危うくボウズになるとこだった。
大きくないけど、久しぶりに魚の引きを楽しめた。
それに、珍しく一釣行一匹じゃなかった。
釣れなくても楽しいけど、ちゃんと釣れると旅の苦労も報われるね。

それにしても、アオリイカほんと釣れないなぁ。。。
いつどこに行けば釣れるんだろ。

入魂してあげたくて、無駄にエギングタックルにもジグサビキ付け替えてカマス釣ったけど、ショアジギタックルより竿が弱いから引きが楽しめて面白かった。
でも、それで入魂でいいのか?
いや、諦めませんよ。
アオリイカ求めて、、、どこ行けば釣れますかね。。。

いっぱい失ったジグとエギを補給しないとだ。
ありがとうダニエル。
さようならダニエル。
良いジグは気持ち良いって思い知ったけど、たけーよ。
根掛かって失った時の悲しみったら。。。
またDAISOに¥100ジグ仕入れに行くか。

次はどこに行こうかな。
そろそろ寒さがきついぞ。
やる気が寒さに負けるのも時間の問題。
最強の防寒具求めて、今流行りのワークマン行くか。
普通のワークマンしか近所に無いけど。

アオリイカ、未だ都市伝説のまま。
あの墨跡、誰かのいたずらで墨汁って事ないよね??

それでは、また。 RTB。

ちゃたけ