千葉の秘境で【アリランラーメン】 食べ比べ!!

ちゃたけです。

チバニアンが話題になってますね。
千葉ニャンに空耳。
また千葉に何かゆるキャラが産まれたのかと思ったよ。

今日は、そんなチバニアンな地層の上で大盛況なラーメン屋さんにドライブしてきたよ。
道中の車内で流れてたTVからの報道で知るまで、全くチバニアン意識してなかったけど。

78万年前の地磁気逆転の痕跡を示す地層とか、ワクワクするねぇ。
地磁気ひっくり返るとどうなるんだろうね?
N極がS極に?
ますます方向音痴が進むのは困るなぁ。

千葉県には、3大ご当地ラーメンがある、らしい。
そんなの知ったのは最近だ。
いつからだ?
最近流行らせたんでしょ…?

「勝浦タンタンメン」「竹岡式ラーメン」「アリランラーメン」の3つ。

竹岡式ラーメンは、内房に釣りに行った親父が食べたらしく、随分前からなんとなくは聞いていた。
勝浦タンタンメンも名前は以前に聞いたことはあったが、子供の頃よく勝浦に釣りに行ってたけど、そんなの知らなかったなぁ。

アリランラーメンはもう完全に謎。
なんだそりゃ?
ググってみると、、、美味しそうじゃん!
食べてみたいぞ!!

食欲センサーが反応したのが結構前。
あのね、僕は千葉県民なんだからいつでも食べれそうなもんでしょ?
そう簡単に食べれませんよ?
3大ラーメン、どれもどんだけ遠いか。。。

今日、やっと重い腰を上げて、アリランラーメン目指して走り出してみたよ

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秘境で【アリランラーメン】 食べ比べ!!

ネットでは日本一食べにくいラーメンとか書いていた。
アリランラーメンは千葉県内に4店舗あるらしい。
そのうち3店舗は、同チェーンの様だ。
チェーンというか、家族経営っぽい。

アリランラーメン公式HP

アリランラーメンどっとこむ

食べログなんかで写真を見ると、店舗ごとにラーメンの見た目がちょっと違う。
コンセプトの根本は一緒なんだけど、随分味や盛り付けに違いがあるように見えた。
やっぱり、同じチェーン店というよりは、一店舗ずつそれぞれ個性があるんじゃないか?
滅多に行かないような場所だ、この際だから一度に2店食べ比べてみようかと。
でぶぅ〜

一軒目は、らーめん八平 (長南町)
二軒目に、八平の食堂【本店】(長柄町)

の順に目指すよ。

本店のオリジナルは是非食べてみたい。

一軒目にらーめん八平(長南町)を持ってきたのは、

・アリランラーメン4軒の中でも特に人気が高そうだったこと
・八平の食堂【本店】より遠いこと
現在、営業時間が短縮されていて、11:00~15:00しか開いてないとHPに書いてあったこと

よって、らーめん八平(長南町)を先に目指すことにした。

朝、9:30出発。
渋滞にもハマらず、1時間半かけて約50km走る。

こんな景色の先に、人気のらーめん屋があると聞いても信じられないよね。。。
半信半疑で進む。

らーめん八平(長南町)

山内ダムに向かう道すがらにあるんだけど、看板もノボリも無いので店に入る道がわからず通り過ぎちゃって引き返した。
商店や施設どころか民家すらなかなか見かけない。
山と田んぼしか無い秘境だ。。。

開店の11:00ちょい過ぎにお店到着。
駐車場は広い。
既にお客さんが結構入っている。

とてもらーめん屋さんには見えない古民家だ。
どう見ても蕎麦屋か峠の茶屋。

振り返るとこんな景色。

やっぱ、看板とか何も出てない。

でも人気の無い山中に、ここだけ人が集まっていて、なんとなく良い匂いが漂ってくるんだから、ここに決まってる。

店内に入ると、小さなテーブル席と、広々としたメインの座敷があった。
一人だが、テーブル席は埋まっていたので座敷に座る。
座敷は客が多くなれば当然相席になる。

古民家だが、店内はリフォームされていてとても綺麗だ。
具材を炒める香ばしい匂いが立ち込めていてお腹が我慢の限界です。

店内は厨房も全て女性だけでやっていた。
調理するのは若めのおねえさん。
他に2~3人のお母さん方が、チャーシューを用意したり、配膳の準備をしたり。

「このラーメン作ったらオーダー聞くので空いてる所に座ってお待ち下さい」と言われたので、待つ。
開店一巡目の調理を始めたところだった。

少しして理解した。
このお店は、いわゆる二郎みたいな、ロット制なのね。
一度に数人分を調理して提供すると、次の来店客の分に移るのだ。

メニューは壁に貼ってあるもののみだった。
事前の情報収集で、アリランチャーシューラーメンを食べると決めていたので、今日は迷わない。
チャーシューはどうもパサパサモサモサしてるのが苦手で、普段はどちらかというと避けてるんだけど、今回は美味しいと評判だったのであえてチャーシュー麺に挑戦してみる。

待つ。大人しく待つ。

20分待って…一巡目のお客さんのラーメンが配膳された。
そして、やっと僕のオーダーを聞かれた。

アリランチャーシュー (中) 辛め

でお願いした。
とかがあるのも現地で知ったが、最初のお客さん達が辛めとかちょい辛とかお好みで注文していたのを配膳時に知ったので、辛めにしてみた。

再び、待つ。じっと待つ。
25分後…入店から45分経って、ようやく僕らのラーメンのターンだ。

オーダーを聞かれる時、厨房でメモは取っているが、一人一人に伝票とかは無い。
配膳時に、一つ一つ丼を手にとっては、
「アリランチャーシュー (中) 辛めのかた〜?」
と店内に聞かれるので、手を上げて客が自己申告する。

アリランチャーシュー (中) 辛め ¥1,250

やっと来たぁああああああああああ

美しい。

じっくり炒められた大量の玉ねぎとニラとにんにく。
乗せられたスライスのチャーシューとは別に、炒めた具の中にもゴロゴロのチャーシューが入っていた。

麺はしっかりとした中太麺。

一口食べただけで、安心した。
ここまで来た甲斐があった。
事前に見た写真やレビューから想像していた期待通りの味だ。

美味いっ!!

炒めた野菜と醤油の香ばしい濃い香り、強烈なにんにくとニラの香りとコク、玉ねぎの甘みがガツンとくる。
ラー油と一味唐辛子が効いていて辛いけど、辛めをオーダーしたので辛さが増してるはずだが、全然苦にならない。
食欲が止まらなくなるちょうど良い刺激だ。
チャーシューは柔らかくホロホロで、でも適度に噛みごたえもある。
漬け込んだタレの味、肉の味、脂身の甘みをしっかり感じる美味しいチャーシューだ。
いつも食べてる抜け殻みたいなチャーシューとは全然違う。

かなり味が濃くしょっぱいので、スープをゴクゴク飲める感じでは無いんだけど、そもそも具だくさんなので、汁気よりも具と絡めて食べる感じだ。

スタミナ満点。
腹ペコと寒く冷えた体が一気に満たされて満腹です。
美味しかった!
なかなか面白いラーメン屋さんだし、ドライブがてらまたいつか来よう。


店を出ると体がポカポカしてる。
このまま二軒目に突入、出来るわけないので、どっかで腹ごなししなきゃだな。

このらーめん八平を通り過ぎて進んだ先に山内ダムってのがあるみたい。
よし、見に行ってみよう。
と行ってみたものの、姿を見る全然手前で関係者以外進入禁止。。。
近づけじ。

しょうがないので、二店舗目の本店方向を目指して走る。
目的地周辺に、道の駅 ながら があったので、そこでお土産のお買い物。
地元の直売野菜が色々売っている。
泥付きネギ、ずいき、里芋、安納芋、イチジクなんかを山ほど買った。
山ほど買っても¥1,000くらいで激安。

他に見るべきところも無さそうだし、お腹なんてまだまだ空くわけない。
よし、寝よう。
車後部の車中泊ベッドへ移動してゴロゴロ。

ちゃたけです。前回、倒したシートの隙間を自作のテーブルの様なもので工夫して埋めてフルフラットなスペースを拡張した。その続き、モビリオスパイクのフルフラットな後部スペースに、快適快眠な車中泊ベッドを作るよ。

雨が天井に打ち付ける心地よいBGMを聞きながら、3時間くらいお昼寝。

よし、二軒目行くか。
(お腹空いてない…)

八平の食堂【本店】(長柄町)

長南町の八平からは15km程走ったかな。

本店は往来が激しい通り沿いにあった。
栄えてる、とは言わんけど、さっきの秘境に比べたら全然都会だ。
(嘘です充分田舎です)

こちらも駐車場はとても広い。

外はもう真っ暗だ。

本店はしっかり看板もノボリも出ている。
またしても古民家風。
やっぱどう見ても蕎麦屋なんだよなぁ。
もしくは峠のドライブイン。

17:30頃入店。
お客さんはほとんど居なくて空いていた。
平日の夕方早い時間だもんな。

カウンター席やテーブル席の奥に広めの座敷。
こちらも中は綺麗なお店だ。
さっきのお店とは違って、こちらは随時オーダーを取って調理する様だ。
お客が多い時はどうかはわからないけど。

店員さんはお母さん二人と厨房に親父さんが一人。
本店だし、社長さんかなぁ。

メニュー

値段やメニューはさっきの長南町の八平とは違う。
みそラーメンやライスもあるね。

今回は食べ比べだからさっきと同じものをオーダーしてみる。
辛さは聞かれなかったのでノーマル。

アリランチャーシュー  ¥1,200

やはり見た目が長南町のとは違う。
コンセプトは同じなんだけど、盛り付けも違うし、何よりラー油の主張が無いね。

麺は中太麺。さすがに同じ麺かな。

醤油と炒めた野菜の香ばしい香りが立ち昇ってくる。
食べてみると、濃い!
かなり味が濃い。
見た目通り、ラー油の辛さは感じず、先程より辛さはマイルド。
でも、香辛料の刺激は結構強くてビシビシくる。

長南町のよりも具材の玉ねぎなんかが大きくゴロゴロしていて、更に具だくさんだ。
にんにくのスライスもかなり大きいのがいっぱい入っている。
長南町は女性が作っていて繊細目で、こちらは親父さんの豪快さが出てるのかな?

チャーシューはこちらも柔らかくてホロホロで、でも弾力があって、そしてとてもジューシーだ。
脂身が綺麗な層になっていて、とても甘い。
味付けは濃いけれど、肉の旨味や甘みをすごく感じる食べ応えのあるチャーシュー。

こちらも美味しいね。
本店だからオリジナルで、これが基本の味なんだろう。
にんにくにもこだわっている様で、メニューの裏には青森産の黒にんにくが紹介されていた。
入っていたにんにくスライスは黒くはなかったので、あれが黒にんにくだったかはわからないけど、パンチ力は相当なものだ。

麺も噛みごたえのあるしっかりとした麺で、具やスープとよく絡んで美味しい。
メニューに、かため¥50プラス と、普通のラーメン屋ではなかなか見ないルールが書いてあるけど、数人分を一度に茹でるからいちいち細かいオーダー聞いてらんないぞって事かな。

僕は硬めの麺が好きなのでいつもそうオーダーするんだけど、今回は麺は何も言わずにノーマルにしといたが、のんびり食べてても最後まで伸びず、しっかりした噛みごたえが続いたので、あえて硬めでオーダーする必要も無いなと思った。

美味しかったです。
ごちそうさまでした。

さ、お腹がいっぱいですぞ。
さすがにもう何も食べられない。


同じ経営者のアリランラーメンだけど、やっぱり店ごとに個性があったね。
二軒しか食べてないけど、どちらが好みか?
僕は長南町の八平が好きだなぁ。
辛さのパンチも効いてて、全体のバランスが良く、見た目も美しかった。
待ち時間がネックだけど、まぁ急いで無いし、旅の途中でゆっくりのんびり食べるのがいい。
あの秘境で食べるっていうシチュエーションが楽しかった。

本店のは味がかなり濃くてしょっぱさが目立ったので、食べ進めるのがちょっと辛かったかな。
ただ、チャーシューは本店のが素晴らしかった。

かなり遠いし、何かのついでに寄るって場所でもないから行く機会もそんなに多くないだろうけど、また食べに行こう。
あの辺はゴルフ場だらけなので、ゴルフの後の一杯にいいね。
東京や神奈川の人にはもっと遠いけど、アクアラインを使えばかなりショートカット出来るから、意外と行ける所だと思う。
木更津のアウトレットとか、市原ぞうの国なんかのレジャーと組み合わせたりね。
さすがに車かバイクでないと辿り着けないかなぁ。

他のご当地ラーメンも、営業時間中に近くを通ることがあったら忘れずにチャレンジしてみよう。

もう食べてからだいぶ経ってるけど、お腹でアリランが暴れてるよ。

それでは、また。RTB。

ちゃたけ