【西伊豆釣り旅 #5】絶景のほったらかし温泉 そして伊豆、再び・・・

ちゃたけです。

西伊豆釣り旅、#5は四日目の朝から。

列島を縦断していろいろなぎ倒して行った最大規模の台風24号チャーミーを無事にやり過ごし、台風一過の山梨から旅の続き。

温泉入って帰ろっか。
いや、まだだ!
まだ終わらんよ!

待っていたんだ、天候回復を。
もう一度、あの場所で釣るために。。。

アテもないゆる〜い温泉グルメ車中泊の旅に終止符を打つ!
その前にひとっ風呂。

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絶景のほったらかし温泉 そして伊豆、再び・・・

台風を安全な場所でやり過ごした後、真夜中に訪れたキャンプ地、

道の駅 花かげの郷まきおか

で11時に起床。
7時間くらいは寝れたかな。

雨も風も収まって、空を見上げれば台風一過の青空が広がっている。

寝る際、寝床スペースを作るために荷物を動かして整理するが、起きた後は逆のことをする。
後部荷室の棚に乗せた荷物は再び床に戻してからじゃないと安心して走れない。
滑り止めマットを敷いてはいるけど、カーブや坂で重い釣り具が落っこちちゃう。
窓のサンシェードを外して、荷物移動して、一日の始まりは走行形態への復旧作業から。
もう慣れたもんで5分で済むけど。
ジムニーみたいな小さい車で車中泊の旅してる人は、かなり大変だろうな。
助手席も倒さないと寝床も充分な広さを取れないし、荷物の整理がシビアだ。
ベッドのマットや寝袋もいちいち畳まないといけないかもしれない。
釣りしない人は釣り具ないからいいけど、その分キャンプ道具なんかにこだわってたらなんだかんだ荷物多いしね。
ある程度大きい車で、シート倒すだけで何も考えずに完全フルフラット。
これが車中泊最強車。
そんな車はなかなか選択肢が無い。
でも最近、そういう車がちょっとずつ増えてきたよね。
早く中古車安くな〜れ〜

さて、起床後は道の駅を探索。
まきおかは、オシャレ系でなくてほのぼのとした昔ながらの道の駅って感じ。
食事処もそば・うどん系。
売店は各種お土産の他に、地元のお買い得で新鮮な野菜や果物がいっぱい。

シーズン真っ只中のいろんな種類のぶどうが生産者ごとにたくさん並べられている。
種なし巨峰や甲斐路、ピオーネ、シャインマスカットあたりか。
こういう直売所も街のスーパーも、とにかくシャインマスカットを絶賛ゴリ押ししてる感がある。
流行りに乗ってるのか、むしろ山梨が流行らせてるのか。
巨峰や甲斐路とかの方が趣があっていいなと思うんだけど。
シャインマスカットの都会感がなんだか景色とミスマッチな感じがしてね。

今日は種なし巨峰を買ってみた。
立派な大粒で¥300。

朝ご飯代わりに数粒つまむ。
香り高くて甘さと酸味のバランスがちょうどいい。
ジュワッと芳醇な果汁たっぷりで美味しいたまらん。

シャインマスカットも美味しいけど、やっぱり巨峰の方が全然好きだな。
甘さも大事だけど、甘さとバランスの取れた適度な酸味ってやっぱり果物には大事だと思うの。
シャインマスカットは砂糖菓子食べてるみたいで、数粒食べるともういいやってなるもの。
巨峰はいい。。。

この辺りはぶどうや桃などの果樹園だらけのフルーツ王国なのだ。
平地も山の斜面も、どこまでも果樹園が広がっていて壮観。
果樹園の中を走ると、食べごろそうなぶどうが鈴なりにぶら下がっていて美味しそうだ。

道の名前もフルーツラインだったり、笛吹川フルーツ公園があったり。
白桃が大好きなんだけど、もうとっくにシーズンは終わっていて今はぶどうばっかりだったな。
白桃の時期に来てしこたま食べたいなぁ。

本日のお目当ての温泉は、笛吹川フルーツ公園の山のちょっと上。

本日の温泉 ほったらかし温泉

ナビに従ってフルーツ公園を過ぎたら、とんでもない悪路の山道に入っちゃった。
慌てて戻ってみると、フルーツ公園の駐車場の中を通り抜けるのが正解ルートだった。
フルーツ公園の街路樹は、立派な実がゴロゴロ生ったかりんの木だった。

道を上がりきると到着。

ほったらかし温泉

あっちの湯こっちの湯の2つ温泉があり、どちらも入浴料は、
大人 ¥800 小人 ¥400
2つの湯は別の建物で、別料金だ。

こっちの湯は朝10時半から夕方17時まで営業。
あっちの湯は、日の出1時間前から夜の22時まで営業していて、開場時間は月ごとに変わる。
真っ暗な早朝に並んで、温泉に浸かりながら日の出を拝むってのが大人気。

時刻は12時。
真っ昼間に来てみた。

どちらの湯からも富士山は一望できるが、あっちの湯の方が倍くらい広いらしい。
初めてなので、あっちの湯にしよう。

洗い場と内風呂があり、外に出ると二段に分かれた広大な露天風呂がある。
広い!
大人気の温泉で客足が絶えないが、こんだけ広かったらいつでも悠々足を伸ばしてゆったり入れるだろう。

お風呂からの眺望はこんな感じで開放的。

周りの囲いの柵も無いし、天井も無い。
天気が良ければ富士山が丸見えで、甲府盆地が見下ろせる。
夜は湯船から見下ろす夜景が綺麗だ。

どんな山奥の自然の中の温泉だって、大概は柵で囲われていて天井もあって、景色なんてさほど良いもんじゃない。
こんな開放的な温泉はなかなか他に無い。

複数の風呂で熱い湯やぬるめの湯や、場所によって温度が違うので、ぬるめの露天風呂でゆっくり景色を堪能した。

♨いい湯でした♨

敷地入り口には、それぞれ別の建物で休憩処や食事処が2つある。

朝食に特化したお店「気まぐれ屋」さんの朝ごはん¥500が大人気。
ごはん、みそ汁、生たまご、漬物のシンプルな卵かけご飯朝食セット。
楽しみにしていたんだが、着いた時には既に営業していなかった、残念。
ほんとに朝しかやってないのかな?
調べてみると、ご飯がなくなるまでとあった。

もう一つの食事処は「軽食スタンド桃太郎」
そば・うどん・ラーメン・カレー等の軽食やホットスナック類。
「温玉あげ」が名物。

卵かけご飯が食べれなかったショックからなのか、その後食べるつもりのグルメに気を使ったのか、温玉あげを食べ忘れた。
食べときゃよかったな。

代わりに食べたのが風呂上がりの、

白桃&牛乳ソフトクリーム

自然な甘さでめちゃくちゃ美味かった。
特に白桃ソフトが果汁そのままフルーティーな感じで美味しい。

ほったらかし温泉ていうくらいだから、整備もそこそこに野趣あふれる温泉かと思ってたけど、全然ほったらかされてなかったな。
脱衣所がロッカーじゃなくて基本はカゴだったり(有料ロッカーもある)、システムに若干ほったらかし感は残ってるけど、ちゃんとした立派な温泉施設でした。

伊豆、再び・・・

さて、お風呂を堪能して、どうしよっか。
ご飯を食べようかとアタリは付けていた。
甲府市内で見つけたいい感じのお蕎麦屋さんで、蕎麦ともつ煮を食べようかと。

鳥もつ煮

もつ煮といっても豚のモツじゃなく、鳥のモツ。
甲州名物でB級ご当地グルメ。
砂肝・ハツ・レバー・キンカン等、いろいろな食感の部位が甘辛く照りが出るまで煮られた煮物で、蕎麦屋やほうとう屋の定番サイドメニュー。

何度か食べたことがあるが、大好き。
久しぶりに食べたくなった。

だが、食べ物のことばかり考えてたわけじゃない。
考えてるけど。
ここまで旅を引っ張って、ある意味時間稼ぎしていたのは天候回復を待つ為。
初日夕方から夜に釣っただけで不完全燃焼に終わっていた海釣りを、もう一度リベンジする為だ。
忘れてなかったぞ。
そもそも釣りたかったあの場所なんて、下見しただけでまだ釣ってもいない。

今日は台風通過直後なので、まだ海にはうねりが残り波が高いと判断した。
明日なら、うねりも収まり天気も良さそうなので風が多少あれど釣りになりそうだ。
その先となると、今度は台風25号が接近しているらしい。
チャンスは明日のみ。

戻るぞ。
伊豆、再び、、、
リベンジだ!

そう決断して、遠い遠い西伊豆へ戻るため走り出す。
時刻は14時過ぎ。
明日は早朝から勝負したい。
夕方は道も混むだろうし、早めに伊豆へ向かった方が良いだろう。

蕎麦ともつ煮食べたかったけど、お店は甲府市内。
伊豆へなるべく最短距離で戻るため、富士山の東側を抜けたかった。
甲府に寄ると遠回りだし、食べてたら夕方になってしまう。
苦渋の決断、もつ煮はまた今度だ。

この決断が、後々大きく響いてくる。。。

山梨市から笛吹川沿いを走り、笛吹市から137号御坂みちで山中を抜けて河口湖へ。
途中、台風の土砂崩れで通行止めの道もあった。

河口湖畔から富士山くっきり

同じ立ち位置から、
上の写真が一眼レフ
EOS 70D+SIGMA 35mm F1.4 DG (f3.5)
フルサイズ換算:56mm相当

下の写真がiPhone5s 4.15mm (f2.2)
フルサイズ換算:29mm相当

解像って意味では一眼レフの方が上だろうけど、全然iPhoneで充分綺麗ね。
色も派手だし。
何より開けた景色撮るには広角レンズの方が有利だ。
SIGMA 35mmはすごく良いレンズで好きだけど、景色には寄りすぎで画角がちょっと狭いから撮りにくい。

走っていたらあまりに富士山がドーンと目の前に現れたので、ちょっと戻って安全な場所に車停めて撮影タイム。

河口湖近辺は栄えていて人が多く、道が混んでいてなかなか進まない。
138号で山中湖畔から籠坂峠を越えて、箱根裏街道で御殿場へ抜ける。
台風の爪痕で、山の中の道は倒木がちらほら。
道に覆いかぶさるように倒れた木が電線に受け止められていて、その下を車でギリギリくぐり抜ける場所もあった。

途中、
道の駅 すばしりに寄って一休み。
富士山のおいしい水の湧水スタンドがあったので、車内に積んでいるタンクの水を汲み変えた。
炊事してないし、主に汚れた手や釣りに使ったルアーを真水で洗うのに使ってるだけなので、おいしいかどうかはあんまり関係ないんだが。。。
冷たい新鮮な水に入れ替えると気分がいい。

富士山が見える道を走るのと、富士山の裾野の中を走るのとでは迫力が違うわね。
窓から見ててその大きさに圧倒される。

御殿場からは246号で一気に南下し、三島を通って、世界遺産の反射炉のある韮山で西に折れ相模湾へ出て、一昨日通った道を戻る。

ツーリングマップルで見つけた三島で人気のうな丼屋に惹かれてスマホで調べる。
そういうのがグルメって言うんだよな。
温泉のソフトクリームとかじゃなくて。。。
うな丼たけーよ!びっくりしたわ。

ついに伊豆半島まで戻ってきた。
二日目にちょっと竿を出した突堤まで来た。
急ぐあまり、うっかり飲食店が開いてないエリアまで来てしまった。
まだ18時なのにどこも閉まってるよ。

お腹空いた・・・
今日ソフトクリームと巨峰しか食べてない・・・

鳴り止まぬほうとうコールから逃げてたら完全に食べるタイミングを失った。

西伊豆・戸田までもう少し。
だいぶ手前の街でコンビニに寄り明日の釣り用のおにぎりやパンと氷を買う。
知ってるぞ、戸田まで行ったらコンビニすら閉まってるの。

コンビニで今夜のご飯も買うか迷ったが、できればまともなものが食べたい。
最悪、土肥まで走れば初日の夜に食べた爆盛台湾中華屋がある、、、めっちゃ遠いぞ?

走り慣れたうねうねの山道はもう暗闇に包まれている。

どこも店は閉まってるだろうと諦めムードで戸田に着いた。
真っ暗。
日暮れとともに全ての店が閉まるようだ。
早寝早起きな人達なんだろう。
メイン通りしか走ってないので、裏通りにどんな店があるかは見ていない。
後に地図で見たら夜まで営業してるドラッグストアなんかもあるみたいだから、何かしらは飲食店もあるのかもしれない。

コンビニすらやっぱり閉まっていたが、メイン通りに中華屋さんが一軒まだ明かりがついているのを見つけた。
奇跡!助かった!
急いで入る。

野菜炒め、餃子、ライス

野菜炒めが美味しかった。
野菜炒め”は”美味しかった…

それ以上は何も言うまい。
温かい食事にありつけただけでありがたい。
ごちそうさまでした。

またしても起死回生の大逆転。
中華は胃袋を救うなぁ。

本日のキャンプ地

満腹で本日のキャンプ地へ到着。

ご存知〜、

道の駅 くるら戸田

ここを本日のキャンプ地とする!(3日ぶり2回目)

帰ってきたぜ。
ただいま西伊豆!

初日にお世話になった勝手知ったる道の駅で、明日の釣りに備えて早めの就寝。
5時に起きるぞ。

戸田で一泊!

おやすみなさい。
今日こそ何したよ?
温泉入ってひたすら走っただけでないか。

水曜どうでしょうで
「メシより宿」
って旅の教訓を習ったでしょ?

僻地での車中泊の旅の教訓は、逆。

「宿よりメシ!」

日が暮れたらほんとになんにも無いんだから〜

次回予告、
「帰ってきた西伊豆で釣りリベンジ!念願のあの場所は魚がいっぱい!?」

魚いれば釣れると思うなよ。。。

ではまた。RTB。

ちゃたけ

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