忍び寄るNNN 野良猫とのふれあい〜出会い〜

こんにちは、ちゃたけです。

すっかり猫にハマってまだ日が浅い、にわか猫おじさんです。

猫についてもっと知りたい、猫の気持ちがわかりたいと思ってあちこちググっていると、知らない略語が色々出てくる。

NNNとかTNRとか。

日テレニュース…?
ト、トンネr…ネトラレ…??

違う。

NNNとは、

ねこねこネットワークの略。
猫を世間に広めようと日々暗躍している恐ろしい地下組織。
出典:ねこメモ (用語の解説)
ぬこぬこネットワークとも言うらしい。
どうやら神様直属の組織で、
人間が「ネコ飼いたいなぁ」と呟いたり、場合によっては思ったりしただけで、神様から即連絡が入り
その人間にネコを送りつけ強制的に20年近く面倒を見させるという、極めて悪質な組織である。
出典:ろじねこ生活 (NNNとは?)

なるほど、恐るべし組織。

どっかに子猫いないかなあ・・・
猫飼いたいなぁ・・・
ってぼんやり考えながら歩いてました。

スポンサーリンク

出会い

!?

子猫だっ!!!

動揺してピントも合ってない。

スーパーからの買い物の帰り、通ったことのない住宅街を気まぐれに歩いていたら、袋小路に子猫がいた。。。
小さい。
産まれたばかり?
目が開いたばかりに見えるよちよち歩き、、、生後2週間くらいかなぁ?

親猫(?)も一緒だ。

この子も一緒だ。
3〜6ヶ月くらい?のまだ子猫だ。

3匹で仲良くしてる。

かわいい・・・

家族なんだろうな。
ずっとくっついて仲良くしてるし、母親が子猫たちをペロペロ毛づくろいしてる。

面倒見の良い親猫で、子猫とじゃれて遊んであげてる。

出会っちゃった。
子猫に。

ん……NNN
ついに来たのか…

すぐに飼いたい!なんて思っちゃったけど、
でも、飼えない。
家族の理解も得られないし、猫アレルギーの家族もいる。

なにより、親子で仲良くいるんだし平和そうに見える。
別に保護しなきゃいけないような状況じゃない。

今まで子猫なんてあんまり出会ったことがなかった。
子供の頃、近所のアパートの階段の下に、ダンボールに入れられた3匹の子猫が捨てられていた。
飼いたいと言っても親には猛反対されたので、何か出来ることはないかと、牛乳をお皿に入れて持っていって与えた。
猫用のミルクじゃないとお腹を壊す、なんて当時は知らなかった。
次の日にはダンボール箱ごといなくなってた。
他には、旅行先で見かけた親子連れくらい。

猫のことばかり考えるようになったら急にこれだ。
何か恣意的な力を感じる。。。
まぁ、猫いないかなぁと目を皿にして歩いてるから見つけちゃっだけだろうけど。

この3匹の家族猫達、近づいても全く警戒もせず、むしろ向こうから興味を示してニャーニャー鳴いて近づいてきて、足にスリスリしてくる。
びっくり。
撫でても気持ち良さそうにするだけで、全く嫌がらない。
子猫もしゃがんだ僕の足にスリスリして、股の下に隠れて安心しきっている。

なんだこの天国は

よちよちどっかに行く子猫を連れ戻してみたり、中くらいの子猫と親猫撫でたり、じゃれ合ってるのを眺めたり。
ふと、顔を上げて道の先を見上げると、

ふ、増えてる・・・!?

なんじゃここは。

全部で7~8匹いることになる。
良いトコ見つけた。

でも、疑問でいっぱい。

だいたい、野良猫ってそんな懐くか?
撫でさせてくれるだろうか?
この親子はなんでこんなに人を怖がらないんだろう?

不思議な気持ちとポカポカした幸せな気持ちで家に帰った。
また来よう。
それ以来、ここをランニングのコースに取り入れて寄るようになった。

二日後、また会えるかな?とワクワクしながら、ちゅ〜るを持って行ってみた。
猫達はいた。
いたけど、今度はなんと白い子猫が増えていた。
産まれたてに見える茶色の子と全く同じ大きさだ。
大・中・小×2、4匹の家族は仲良さそうにしながら僕と遊んでくれた。

恐る恐るちゅ〜るをあげると、大・中の2匹は僕の手から奪うようにがっついた。
こらぁ、パッケージごと噛むのはやめなさい。
子猫の方ががっつくと、親猫は身を引いて譲った。
優しい。

もっとちょうだいと、立ち上がって寄りかかってくる。
こぼれたり無くなっても、指まで舐めてくる。
たまらん。

小さい子猫はまだちゅ〜るには興味無いらしい。
指に付いたのをちょっとペロペロするくらい。

便宜上、名前をつける。
一緒に居たい気持ちが収まらなくなると困るので、直接名前では呼ばないけど。

親猫(大)ママニャン
パステルカラー、白くつ下。成猫だが他の猫よりはひと回り小さい。洋猫の血が入っていそうな美ニャン。年齢不明、2歳くらいの若い猫に見える。
尻尾がモフモフ。
非常に優しい性格で人懐っこい。

子猫(中)Jr (ジュニア)
キジトラ白(サバトラ?)。3〜6ヶ月くらい?の子猫。だいぶ成長しているが体はまだ小さい。
物怖じしないやんちゃないたずらっ子で元気いっぱい。
尻尾がママ譲りでモフモフ。

子猫(小)ミー ピー
茶色に白くつ下&白一色。目が開いたばかりに見え、まだよちよち歩きでぎこちない。
生後2週間〜くらいか。
ずっとママを探してミーミーピーピー鳴いている。
風邪気味。
痩せていて心配。

おやつをあげて良いのか葛藤はあったんだが、子猫達はまだママニャンにお乳を貰っていて、必死でよちよちママを探し歩いて一生懸命お乳を吸っている。
子猫たちは猫風邪にかかっているのか、涙や目やにが酷かった。
くしゃみもしていた。
ただ、場所的に完全に部外者なうえににわかな僕が病院に連れて行けるとも思えない。
ここの猫の状況もさっぱりだ。
ごはんが潤沢にあるのかもわからないけど、ママニャンのお乳の出が良くなればこの子達の成長に少しでも繋がって元気になるだろうか、とおせっかいかもしれないがおやつをあげていた。
1本のちゅ〜るが役に立つのかは謎だが。

野良猫は地域猫に そして、深まる謎・・・

2、3日に一度、走るついでにちゅーるを持って見に行っていた。
袋小路な為、住人以外は通らないわけで、
見知らぬおっさんが野良猫と戯れてると不審に思うかな?と思い、主に夜遅くに行っていた。
決して怪しい者でもないし、ランニング途中に猫と戯れているだけの平和なおっさんなんだけど、それはこちらの勝手な言い分で、住民にいらぬ不安を与えてはいけない。
勝手におやつあげてるのも、見られたら注意されるかもしれないし。

行く度に、謎が深まった。

茶色と白の子猫、ミーピーのどちらかが居たり居なかったり
2匹とも居たのは最初の一度だけだ。
Jrはいつも居るんだけど。
Jrと同じくらいの大きさの、そっくりな子もいたな。
近くまでは来るけど警戒心が強く、おやつをあげても距離を取って見ているだけだったが。

ママニャンに、今日は片方しかいないけど、どうしちゃったの?
って聞いても、納得のいく回答は無し。ただただ、

「にゃー」

真夏で暑くて暑くてしょうがない時期だったので、しかも、風邪を引いていたし痩せていた。
もしかして、、、
不安でしょうがない。
でも、毎回じゃないがどちらかは見かける。
どこに行ってんだ?
どこか住処があって、寝てるから置いてきたのかな?

そんな疑問を抱きつつ、茶色の子猫と戯れている時に、向かいのアパートから住人の男性が出てきて、子猫に向かって、
「こらぁ〜何やってんのぉ〜」
と声をかけて子猫に近寄っていった。
僕は咄嗟に、バツが悪くなり離れて立ち去った。
僕に対しての行動でもなかったけど。
でも、誰だろう?くらいには思っただろう。

暗くてよくわからなかったが、学生にも見えるし、おじさんにも見えた。
手慣れた様子で子猫を捕まえていた。
もしかしてあの人がお世話してるんじゃないか?

家で写真を見返していて、あることに気がついた。

ママニャンの耳が欠けてる

そういえば、管理された地域猫は耳をカットすると聞いたことがあるぞ。
調べた。

エサやりやトイレの掃除等を地域住人が管理している猫を地域猫と呼ぶ。
カットされているその耳の形が桜の花びらに見えることから、さくらねこ とも呼ぶ。
むやみに交配して増えてしまい、管理が行き届かなることを防ぐために、去勢・避妊手術を受けさせたり、病気の蔓延を防ぐためにワクチンの注射を受けさせたりもする。

一般的には、

右耳がカットされている猫は、去勢手術済みのオス猫
左耳がカットされている猫は、避妊手術済みのメス猫

この活動をTNRという。

Trap=捕獲

Neuter=不妊手術

Return=元の場所に返す

これは、世界共通らしい。

なるほど。
地域猫活動のボランティア団体が市町村にあり、手術の為の助成金もある事も知った。

子猫たちの耳はカットされていないが、ママニャンはカットされている。
つまり、ここの猫達は管理された地域猫なんだな。
そしてあの男性が、きっとお世話している人なんだ。
野良ではないということか。
でも、あんな小さな子猫を外でほったらかしだなんて危険だし、ちゃんと管理していると言えるんだろうか?なんて思ったりもしたが、
家で飼えるならそもそも飼ってるか。
家で飼えないから、外で地域猫として面倒見ているのか。
一人か複数人かはわからないけど。

体調が悪そうな子猫がお世話している人の家の中に一時的にいることもあるのかもしれない。
だから、居たり居なかったりするのだろうか。
謎が解けたような解けないままのような。
でも、ちょっとずつ理解と想像が出来るようにはなった。

もう一つ、これは今でも謎のままなんだが、、、

どう見ても、あの4匹は家族に見えるし、ママニャンは一心に愛情を注いでいた。
でも、計算が合うか・・・?
Jr(子猫・中)を産んで半年も経ってそうもないけど、またあの2匹の子猫を産んだのか?
Jrと他の2匹の子猫は、成長具合からして、同時期に産まれた兄弟にはとても見えない。
耳がカットされているということは、避妊手術が済んでいるはず。
じゃあ、あの産まれたばかりの2匹の子猫を産んでからすぐに避妊手術を受けて耳をカットされたのか?
出産間もない猫を避妊手術するだろうか?
ママニャンの耳はカットしたばっかりってことか?

もしかして、ママニャンは、親の居ない子猫達を引き取って、代わりに母となって育ててるんじゃないか?
Jrまでは実の子で、産まれたばかりの子猫は代理母か?
じゃあ、お乳は出てるんだろうか?
身寄りのない子猫を引き取った世話人さんが、面倒見のいいママニャンに託したんじゃないだろうか?

全て想像でしかない。

謎だ。
真相は今もわからない。


これが猫達との出会いだった。

そして、今もランニングしながら会いに行っているのがママニャンだ。

他の子達はどうなったのかって?

それはまた次回のお話。
続く。

ではまた。RTB。

ちゃたけ

和歌山城で出会った猫

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする